ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の初戦で侍ジャパンと対戦する中国のSNS上で、大谷翔平との対戦を喜ぶ声が上がっている。

9日午後7時から東京ドームで行われる中国戦、日本は米MLBのエンゼルスに所属する大谷が先発投手として出場する予定だ。中国で野球はかなりのマイナースポーツだが、試合開始を前に中国版ツイッター・微博（ウェイボー）では一部の野球ファンらの投稿もちらほら見られるようになってきた。

ある野球ブロガーは大谷が中国戦に先発登板することについて「正直に言ってまだ少し信じられない……われわれの選手たちが世界最高の選手と対決できるなんてうれしい」と投稿。他のユーザーからも「ワオ！想像もしていなかった対戦」「千載一遇の機会だよ」「自分がもし選手なら前日は眠れないだろうな」といったコメントが寄せられている。

また、普段は主にサッカーの情報を発信する記者の何勝（ハー・ション）さんは東京ドームに取材に訪れた様子をSNSにアップし、「おしゃべりや写真撮影にも付き合ってくれる最も親近感のある中国代表チーム。だが、おそらく最も注目度の低いチームだろう。基本的に取材するメディアはない」とし、「中国にも大谷翔平のようなスターが出てきて、より多くの人がこのスポーツを好きになってほしい」とつづった。

何さんは記者会見での大谷の写真も投稿しており、ネットユーザーからは「うわ、大谷とこんなに近くで。うらやましすぎる」「イケメンだなあ」「大谷は本当に体つきがいい」といった声や、「大谷翔平は漫画。漫画よりすごい」「大谷は真の怪物」「中国チームと大谷翔平に頑張ってほしい」などの声が書き込まれている。（翻訳・編集/北田）