内モンゴルの炭鉱崩落、「47人行方不明」のまま捜索終了か―独メディア

Record China    2023年3月9日(木) 13時0分

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8日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、内モンゴル自治区で今年2月に発生して死者6人行方不明者47人を出した炭鉱の崩落事故について、「当局は捜索活動をすでに止めたようだ」と報じた。

2023年3月8日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、内モンゴル自治区で今年2月に発生して死者6人行方不明者47人を出した炭鉱の崩落事故について、「当局は捜索活動をすでに止めたようだ」と報じた。

記事は、内モンゴル自治区アラシャン左旗にある露天掘り炭鉱で2月22日に崩落事故が発生して数十人が車両とともに生き埋めになり、生存者6人が救助された一方で6人の死亡が確認され、47人が行方不明になったと紹介。事故発生直後に中国国務院の応急管理部が全力で行方不明者47人の救助を行うよう命じていたと伝えた。

その上で、事故発生から2週間が経過した3月7日、同部の王祥喜(ワン・シアンシー)部長が「この2週間で、行方不明者をさらに発見することはできなかった」と認めた上で、死者行方不明者53人を出したことについて「非常に心が痛む。これを大きな教訓とし、大事故の再発防止を重点中の重点に据えて取り組みたい」とコメントしたことを紹介している。

記事は、アラシャン左旗は乾燥した気候で人口も少なく、現地経済が主に石炭などの資源に依存していると紹介。中国の鉱山ではこの十数年で安全環境がいくらか改善してきたもののなおも鉱山事故は頻発しており、鉱山の安全を保障する規則、制度が確実に実行されていないと指摘し、昨年12月にも新疆ウイグル自治区の金鉱で崩落事故が発生して一時40人が坑内に閉じ込められたと伝えた。(翻訳・編集/川尻


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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