映画「すずめの戸締まり」を香港メディア絶賛=「驚異的な美しさ」「退場した後も…」

Record China    2023年3月11日(土) 11時0分

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香港メディアの香港01は、新海誠監督のアニメーション映画「すずめの戸締まり」の見どころをつづった記事を掲載した。同作は3月2日に香港で公開され、3月24日に中国本土でも公開されることが決まっている。

香港メディアの香港01は、新海誠監督のアニメーション映画「すずめの戸締まり」の見どころをつづった記事を掲載した。同作は3月2日に香港で公開され、3月24日には中国本土でも公開されることが決まっている。(※本記事は一部ネタバレを含みます)

同作は、17歳の高校生・岩戸鈴芽(すずめ)がある日、「扉を探している」という青年・宗像草太と出会ったことをきっかけに、日本各地の古い扉の向こうのこちら側に出てこようとする災いを阻止するため扉を閉める旅に出るというファンタジー作品で、2011年3月11日に起きた東日本大震災を題材としている。

記事は同作について、「非常に繊細な手法で鈴芽の心の世界を描き、観客に鈴芽の心の苦闘と痛みを深く感じさせる。旅をする中で、鈴芽は絶えず自分の過去を克服し、勇敢に未来に立ち向かう。この旅は自分を探す旅であるだけでなく、時空を超えた旅でもある」とした。

また、「メインストーリー以外にも細部まで作り込まれていた。音楽もうまく使われており、80年代の歌が挿入されていたり、音楽を通じてキャラクターの感情と心境を表現したりしていた」「画面の美しさはさらに驚異的だ。新海誠監督は独特な手法で、風景、人物、感情を完璧に融合させた。どのシーンも詩意と創意工夫に満ちていて、観客は絶えず美しい景色に魅了される」とした。

さらに、「『3.11』の災害を非常に正確に描写し、心温まる物語と美しい風景で歴史を伝えている。予想を裏切る展開は少ないが、観客に与える体験としては一見に値する。この映画は災害を題材にしているだけでなく、過去の傷を癒やす物語でもある」と評した。

そして最後にサウンドトラックにも言及し、「RADWIMPSの『すずめ feat.十明』は映画のストーリーと相まって、より観客の共感を呼び起こしていた。退場した後も、メロディーが頭の中から消えることはなかった」と述べた。(翻訳・編集/刀禰)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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