フィギュアスケーターの羽生結弦さん（28）が今年のアイスショー「Fantasy on Ice（ファンタジー・オン・アイス）」に出演することが決まり、中国のファンからは歓声と共に心配の声が上がっている。

「ファンタジー・オン・アイス」の公式ウェブサイトで3日、今年の同アイスショーの出演者第1陣が発表され、2014年ソチ五輪、18年平昌五輪のフィギュアスケート男子シングルを連覇した羽生さんが名を連ねた。

公演は幕張、宮城、新潟、神戸の4カ所でそれぞれ3日間行われ、羽生さんはそのすべてに出演予定。具体的な日程は5月26～28日に幕張（幕張イベントホール）、6月2～4日に宮城（セキスイハイムスーパーアリーナ）、6月16～18日に新潟（朱鷺メッセ）、6月23～25日に神戸（神戸ワールド記念ホール）となっている。

羽生さんは昨年7月のプロ転向宣言から各種プラットフォームでの発信やメディア出演をこなしながら、さまざまなアイスショーに出演。同11、12月には初の単独アイスショーとなった「プロローグ」、今月26日には前例のない東京ドームでの単独アイスショー「GIFT（ギフト）」を行ったほか、3月10～12日には地元・宮城県でアイスショー「羽生結弦 notte stellata」を行うことが決まっている。

中国のファンからは「うわ、年中無休じゃない！」「うれしいけど、本当に休まなくて大丈夫なの？」「羽生さんのファンへのお返しが狂気的だよ」「幸せ過ぎるけど、体に気を付けて」「疲れすぎないでね（泣）」「ズズ（羽生さんの愛称）、ちゃんと休んでね（涙）」「前にたくさん寝るって言ってたけど、今ちゃんと寝られてるかな」など羽生さんを気遣うコメントが殺到した。

一方で、「どんな決定でも、彼を応援する」「彼はまだ28歳だし、異なる可能性への挑戦を応援しよう」「どっちみち毎日練習しているんだから、アイスショーに出演するのも良いでしょ。単独公演じゃないから負担も大きくないし」との声や、「ワールドツアーをするんじゃないか」「一度でいいから中国に来て！」「下半期に中国に来てください」などの声も見られた。

なお、今年の「ファンタジー・オン・アイス」には羽生さんのほか、織田信成さん、田中刑事さん、無良崇人さん（新潟・神戸）、荒川静香さん（幕張・宮城）、宮原知子さん（新潟・神戸）、ハビエル・エルナンデスさん、ステファン・ランビエルさんらが出演することが決まっている。（翻訳・編集/北田）