撮影中の中国ドラマ「199愛」にも出演している25歳の俳優リウ・フォン（劉峰）が心筋梗塞で死去したことが明らかになり、ネット上には突然の死を悼む声が上がっている。

時代劇ドラマ「護心」や「覆流年」に出演するリウ・フォンが先月27日夜に死去したことが3日、遺族の発表によって明らかになった。リウ・フォンは映画や演劇が専門の大学・北京電影学院を卒業後、数々の映画やドラマに出演してきた若手俳優で、同級生だった「護心」の主演女優ジョウ・イエ（周也）も3日、哀悼のメッセージを発表している。

ヤン・ズー（楊紫）とファン・チョンチョン（范丞丞）の主演ドラマ「199愛」にも出演するリウ・フォンだが、同作は昨年12月29日にクランクインしており、当時のセレモニーでは共演者との集合写真で元気な顔を見せていた。

中国メディアによると、リウ・フォンの中国版ツイッター・微博（ウェイボー）では先月24日から25日にかけて、撮影現場で20時間も働いていたのが分かり、過労が体調に影響を及ぼしたのではないかとの推測も。また、新型コロナの療養を終えて復帰直後に激しい運動をしたことが分かっており、原因の1つではないかとみられている。

リウ・フォンのウェイボーをさかのぼると、演じた役への自分なりの考察や思いを綴った長文を投稿しており、仕事に真摯に向き合う姿勢を示している。ネットでは早すぎる死を悼む声とともに、撮影現場での管理体制の見直しを求める声も上がっている。(Mathilda)