中国の貿易が落ち込み、トラック運転手「仕事が減った」―中国人作家

Record China    2023年3月4日(土) 20時0分

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中国の作家、呉暁波氏のアカウント「呉暁波頻道」が2日、実地調査で見えた中国の貿易の落ち込みを伝える記事を発表した。写真は寧波の港。

中国の作家、呉暁波(ウー・シャオボー)氏のアカウント「呉暁波頻道」が2日、実地調査で見えた中国の貿易の落ち込みを伝える記事を発表した。

呉氏は新華社通信の元記者で、現在は経済分野の作家として活躍。特に、日本の温水洗浄便座を中国に紹介した第一人者として知られる人物だ。

記事はまず、浙江省の義烏と寧波の両港を結ぶ道路を取り上げ、「一方(義烏)は世界最大の雑貨卸売市場、もう一方は貨物取扱量が世界最大の港。この道の混み具合が貿易業界のバロメーターになる」と紹介。そして、2023年1~2月は楽観できない状況だったようだと述べ、両地で取材したコンテナトラックの運転手から仕事の激減を訴える声が上がったことを伝えた。

運転手らによると、現在の状況は仕事が明らかに減った22年下半期にも及んでいない。元宵節(旧暦1月15日、23年は2月5日)翌日に仕事を再開してから1件も仕事のない人もいるという。

記事はまた、「22年2月11日、中国輸出コンテナ運賃指数(CCFI)は3587.91と高い水準にあったが、その後は下がり続け、23年2月24日は1077.75。下降の勢いは止まっていない」と指摘。上海-欧州航路のコンテナ1個当たりの運賃は88.3%下がったとも説明した。

記事はその一方で、「港やトラック運転手の稼働は数カ月前の取り引きを反映するものだ」と述べ、卸売業者やメーカーからはさまざまな声が聞かれたことを紹介している。うち、義烏のある玩具卸売業者は、「商売はわずかに上向いたが新規顧客はまだ現れていない」との回答を寄せた。(翻訳・編集/野谷


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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