日本で地方に移住するのは実はそんなに簡単ではない―華字メディア

Record China    2023年3月2日(木) 6時0分

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27日、日本華僑報網は「日本での田舎への移住は決して簡単なものではない」とする記事を掲載した。資料写真。

2023年2月27日、華字メディア・日本華僑報網は「日本での田舎への移住は決して簡単なものではない」とする記事を掲載した。

記事は、新型コロナの流行で外出自粛とリモートワークが広がったことにより、日本で再び農村回帰ブームが起きたと紹介。大都市の騒がしさから逃れてゆったりとしたリズムで生活できる田舎暮らしは魅力的に思え、家の価格が安く、生活コストが低い上、「空き家寄贈政策」など農村移住を奨励する政策的なサポートも増えていることから、田舎暮らしをする上での経済的なハードルは低くなっているとした。

一方で、生活の「転換」については「そう簡単ではない」と指摘。通勤族は職場に行くために費やす時間的金銭的コストが増えることになるほか、日常的に野生の小動物が訪れて生活環境が荒らされ、その対処に苦悩する恐れがあるとした。また、夏は涼しくて良いものの、冬には隙間風がどんどん入って家の中の温度がかなり低くなるなど現地の住居の快適性が高くない可能性がある上、古い建築には頻繁なリフォームが必要となり、出費がかさむことにもなると伝えた。

さらに、社会生活の面でも現地住民との関係づくりが大きな課題であり、移住者はあらかじめ現地の習慣や風習を予習した上でこれらに従い、まさに「郷に入れば郷に従え」の精神で現地住民とのトラブルリスクを最小限に抑える努力が必要だとも指摘している。

記事は「純朴な田舎暮らしのイメージは、『都会から田舎に引っ越しさえすれば、より洒脱で自由な生活ができる』という錯覚を抱かせる。自分の望む一生が送れるよう、理性ある選択をしたいものだ」とし、都会を離れて農村で生活する際には衝動に駆られることなく冷静に検討すべきとの考えを示した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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