フィギュアスケーターの羽生結弦さん（28）のアイスショー「GIFT（ギフト）」が中国のファンからも絶賛を浴びている。

羽生さんは26日、スケーターとして史上初の東京ドームでの単独公演“Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT” at Tokyo Dome”を開催。赤い羽根のコスチュームに身を包んだ「火の鳥」で登場すると、平昌五輪のショートプログラム（SP）「バラード1番」や北京五輪SP「序奏とロンド・カプリチオーソ」のほか、Adoの「阿修羅ちゃん」ではロックな曲に乗せたダンスを披露した。アンコールでは「春よ、来い」と「SEIMEI」を舞い、3万5000人が集まった会場を沸かせた。この日のプログラムは12を数えた。

今回の史上初のアイスショーは日本、台湾、香港、韓国の映画館でライブビューイングが行われたほか、Disney＋（ディズニープラス）やGLOBE CODINGといった動画プラットフォームで全世界に向けてライブ配信された。訪日して東京ドームで観賞した海外のファンや、中国から数時間をかけて香港にライブビューイングに訪れたファンもいるなど、羽生さんの人気・影響力の高さが改めて証明された。

羽生さんは公演の最後に、「正直、ここまで来るのに、めちゃくちゃつらかったです。めちゃくちゃ頑張って練習してきました。練習したことが、報われないなって思うこともいっぱいありました。皆さんの期待に応えられるか本当に分からなくて、つらい時期もありました。誰の心に残らないことも、目に焼きつくことのない日々も…。でも、やっぱスケート好きでよかったです。本当にありがとうございました」「今日という日が皆さんの人生にとって、今日だけでもいいんで記憶の中に残って、つらい霧の中で、少しでも帰れる日々となりますように。帰れる記憶となりますように。本当に、ありがとうございました」と語った。

ライブビューイングは行われなかったものの、中国の羽生さんのファンも大いに注目していた。ファンからは「感動した！」「本当にありがとう！幸せ過ぎるよ」「超満員の会場を見て、気分が爽快だった」「今日が一生忘れられない日になったよ」「本当に震えた。ありがとう羽生結弦」「最後のあいさつのところで爆泣きしちゃった」「これは間違いなく最高の『GIFT』になった！あなたの努力にありがとう、私に勇気をくれてありがとう」「私たちの方こそありがとうだよ！あなたが幸せであればそれでいい！。あなたが一番だよ！」「あなたと出会えて、あなたを見ることができて、私は本当に良かった」「ずっとずっと私たちにサプライズをくれて本当にありがとう。今日という日を永遠に大事に、『GIFT』を永遠に覚えておきます」といったコメントが続々と寄せられている。（翻訳・編集/北田）

#GIFT_tokyodome 滑り切ることができました！
演出、映像、音楽、全てに関係してくださった方々に心から感謝しております！！！
応援ありがとうございました????❄️#羽生結弦#HANYUYUZURU pic.twitter.com/Km31fokbfN

— 羽生結弦official_Staff 公式 (@YUZURUofficial_) February 27, 2023