2023年2月23日、台湾・鏡新聞によると、日本でレンタカーを利用した台湾人観光客が給油する燃料を間違えて車を故障させたが、当事者は賠償金が高すぎると出し渋ったようだ。

記事によると、フェイスブックで「北海道旅遊情報」チャンネルを開設するなど北海道を愛する台湾人ライター・胡誌麟（フー・ジーリン）さんが21日、自らお薦めの日本のレンタカー会社を教えてあげた台湾人観光客が実際に日本で車を借りた際、ガソリン車に軽油を給油してしまったことで車を故障させたことを明かした。当事者はレンタカー会社から5万円の賠償金の支払いを求められたが、この観光客が「賠償金が高すぎるので支払いたくない」と駄々をこねたという。

胡さんはこの観光客について「レンタカー会社は私のメンツを立てて、修理で40万円かかったのに賠償金を5万円にしてくれた。しかもNOC（故障により営業利用できなくなった期間分の営業補償料）も請求しないでくれているのに、カウンターで駄々をこねるとは、台湾人観光客の面汚しだ」と怒りを露わにし、このことがネットユーザーの間で議論を呼んだ。その後、胡さんは改めて書き込みを行い、この観光客が最終的に5万円を支払ったことを報告している。

記事は、誤給油の中でも特にメーカー指定の燃油よりもオクタン価が低い油種を誤って給油した場合、最悪エンジンが故障して車が動かなくなると指摘。給油してしまった時にはエンジンを始動させず、レッカー車を呼んで修理工場で洗浄してもらうよう呼びかけた。（翻訳・編集/川尻）