国際レコード産業連盟（IFPI）が発表した2022年の「グローバルアーティストチャート」（Global Artist Chart）で、ジェイ・チョウ（周杰倫）が中国語歌手で初めて上位に選ばれた。

IFPIのツイッター公式アカウントが22日に発表した同チャートでは、米女性歌手テイラー・スウィフトが1位に。さらに韓国の男性グループBTS（防弾少年団）、カナダの男性ラッパーのドレイクが続き、トップ3を占めている。

台湾の人気アーティストのジェイ・チョウは昨年、6年ぶりとなる通算15枚目のアルバム「最偉大的作品」を発売。この作品によって同チャートで9位に登場している。IFPIのツイッターでは「最偉大的作品」がジェイ・チョウのトップ10デビュー作になったと紹介し、「キング・オブ・マンダリンポップス」と、その偉業を称賛している。

昨年7月にリリースされた「最偉大的作品」は、音楽ストリーミングサービスのSpotify（スポティファイ）において、アルバム部門のグローバルランキングで最高5位、アメリカ国内でも最高10位を獲得。また、Spotifyが約4億6000万人のリスニングデータをベースに選んだ「2022最も多く聴かれた歌手」では、ジェイ・チョウが台湾で1位を獲得している。

「最偉大的作品」は中国の音楽ストリーミングサービスでも売り上げが2億1700万元（約43億円）に到達するなど、記録的なヒット作品となっている。（Mathilda）