日本の食材が「だ~い好き」な香港人、日本での卵の値上がりがニュースに

Record China    2023年2月19日(日) 18時0分

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香港は、日本の食材の輸入がとりわけ多い地域だ。鶏卵の場合、日本からの輸出の92%が香港向けだ。香港メディアの香港01はこのほど、日本における鶏卵価格の上昇を紹介する記事を配信した。

かつては「日本における物価の優等生」などと言われた鶏卵だが、現在は値上げが続いている。香港では日本の食材を好む人が多く、中でも鶏卵は日本からの輸出の92%が香港向けという。香港メディアの香港01はこのほど、日本における鶏卵価格の上昇を紹介する記事を配信した。

鶏卵価格の上昇の原因の一つに、鳥インフルエンザある。日本では17日までに、飼育されていたニワトリの約1割に相当する1478万羽が殺処分の対象になった。そのため、鶏卵は深刻な供給不足に見舞われている。鶏卵卸大手のJA全農たまごによると、鶏卵の卸売価格の目安となる東京地区のMサイズの場合は14日に、キロ当たり335円に達した。統計を発表した1993年以来の30年ぶりの高値という。

また、ニワトリの飼料価格が高騰していることも、鶏卵価格の高騰の原因になっている。

日本産の鶏卵は、香港で大歓迎されている。日本鶏卵協会によると、2022年の香港への輸出量は前年比30%増の2万8250トンだった。香港への輸出量は過去3年間で4.3倍になったという。香港への卵輸出は個数では約4億個で、日本から輸出される鶏卵の92%が香港向けだった。

日本の農林水産省が発表した22年における農林水産物及び食品の輸出実績によると、日本からの同年における輸出総額は1兆4148円で過去最高だった。国や地域別では、最も多かったのは中国大陸部向けで2783億円、第2位が香港向けで2086億円、第3位は米国向けで1939億円だった。

しかし輸出先で1人当たりの金額を見ると、中国大陸部向けは約197円で、香港向けは約2万8500円だ。香港人は世界の中でも、日本の食材や食品がとりわけ「だ~い好き」な人々と言える。(翻訳・編集/如月隼人


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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