日本によって輝きを増した中国の伝統文化たち―華字メディア

Record China    2023年2月19日(日) 19時0分

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16日、中国華僑報網は、日本で発展し輝きを増した中国の伝統文化について紹介する文章を掲載した。

2023年2月16日、華字メディアの日本華僑報網は、日本で発展し輝きを増した中国の伝統文化について紹介する文章を掲載した。

文章はまず箸に言及。箸は中国から日本に伝わり、早い時期から日本を代表する食器になった上、「箸に触れることの少なくなったわれわれに代わって箸文化の伝統を守り続けており、中国の古代文化を伝承する魅力を日本で感じることができる」と評した。一方で、そのフォルムは時代の経過、食習慣の違いとともに中国の箸から変化を遂げており、その例として日本の箸は魚を食べやすいように「先端が丸く尖っている」と紹介した。

次に挙げたのはトイレだ。「トイレ自体は中国から伝わった訳ではないものの、その名称のルーツは中国に求めることができる」とし、古代日本ではトイレを「装者所」(よそものどころ)と呼んでいたという説があり、これは古代中国で用を足した後に衣服に便や匂いが付くのを嫌った貴人がトイレで着替えをしていたことに由来するものだと説明している。

また、日本で縁起の良い植物の組み合わせとして親しまれている「松竹梅」についても、古代中国の文人画で好まれた「歳寒三友」に起源を持つと紹介。松、竹、梅が持つ清廉、潔白、節操といったイメージが日本人の心に響き、日本では正月の門松や梅の節句などに取り入れられ、掛け軸などの題材として親しまれ、和食コース料理などの等級を表す言葉として広く利用されていると伝えたほか、日本で広く知られている清酒のブランドの一つが「松竹梅」であるとした。

文章は最後に、日本のののしり言葉にも中国の面影が見えるとし、「馬鹿」という言葉のルーツが秦の時代に生まれたとされる「鹿を指して馬となす」という故事にあるという事例を紹介。もともとは「理屈に合わないことを無理やり押し通す」という意味だったものが、日本では「おろかで間抜け」を表す言葉へと変化したと解説した上で、「われわれの故事成語が日本人のののしり言葉になったことを、中華文化を輝かせた事例の一つに数えるかどうかは、なんとも言えないが」と結んでいる。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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