トルコ地震の発生後の救助活動において、中国の複数の衛星が救助隊に衛星写真を提供している。衛星は被災後の救助に協力する以外にも、畑のじゃがいもまで「アルタイム監視」できる。

雲南省曲靖市会沢県の面積約10．9ヘクタールのじゃがいも成長拠点は衛星リモートセンシング機能を使用し、雲南省農業科学院商品作物研究所じゃがいも成長具合モニタリングプラットフォームはデータを受信し、リアルタイム監視ができる。

1カ月の変化により、畑の主要生産エリアにおけるじゃがいもの緑度指数が明らかに低下したのがはっきり分かる。これは植生指数の低下を意味し、監視映像と合わせて見れば、じゃがいもが秋の収穫シーズンを迎えたことが見て取れる。

衛星リモートセンシングは雲量だけでなく、播種の進み具合、成長の傾向、収穫の進み具合といった作物の成長状況もモニタリングできる。短期間内に広い範囲の地上情報を連続的に取得し、5日ごとに作物の成長モニタリング結果を提供できる。作物の生産量を増やし農薬を減らすために速やかで正確なサービスを提供でき、農業モニタリングにおいて他には見られない優位性を備えている。

じゃがいも拠点はさらに360度回転するボール型の監視カメラを設置している。携帯端末から全方向的で、畑の周辺環境を自由にズームイン・ズームアウトしチェックできる。衛星リモートセンシング技術と動画監視により畑の情報を楽に取得し、作物の生産量をモニタリングし、施肥量を制御する。作物の成長の需要を満たす上に、生産コストも削減できる。重複作業と作業漏れを減らし、種、化学肥料、農薬を節約し、化学肥料と農薬の害を回避する。正確に畑を管理し、異なる植生指数に基づき異なる作物や作物の異なる成長具合の環境条件への要求と措置を確定し、正確な管理を実現している。（提供/人民網日本語版・編集/YF）