中国メディア「毎日経済新聞」の12日付報道によると、中国のSNS上にこのほど「26階建ての養豚ビル、iPhone生産方式で養豚」とする投稿があり、注目されている。

投稿主は金融専門家の董希淼（ドン・シーミャオ）氏。言及した「養豚ビル」とは、毎日経済新聞によると、湖北中新開維現代牧業が湖北省鄂州市郊外に40億元（約781億円）を投資して建設した26階建ての2棟。建築面積はそれぞれ39万平方メートルで、ビル型養豚場としては世界最大規模。董氏によると、2棟のうち1棟は稼働中で、もう1棟も間もなく稼働するといい、2棟合わせて年120万頭出荷できるという。

董氏は「スタッフは高解像度カメラで豚を監視し、各フロアは独立した農場になっていて、豚は生命の各段階に応じて異なるエリアに分けられている。飼料はベルトコンベアで最上階にある巨大な貯蔵タンクに運ばれ、豚の異なるニーズに応じて自動的に分配されるなど、未来の養豚モデルだ」と紹介し、「このiPhone生産方式のようなモデルの下で、農村部の放し飼いは生きていく道が完全になくなるだろう」とコメントした。（翻訳・編集/柳川）