韓国のキムチ輸入額が過去最高を記録、国産キムチに厳冬―独メディア

Record Korea    2023年2月15日(水) 17時0分

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12日、独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、韓国のキムチ輸入額が昨年過去最高を記録したと伝えた。

2023年2月12日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、韓国の昨年のキムチ輸入額が過去最高を記録したと伝えた。

記事は、韓国関税庁の輸出入貿易統計を基に、昨年のキムチの輸入額が前年比20.4%増の1億6940万ドル(約221億円)で、過去最高額を更新したと説明。「キムチは韓国民にとって食事に欠かせない物だが、昨年の天候不順の影響で白菜が育たず、輸送コストや電力料金、白菜など材料の価格高騰など、広範囲の物価上昇の圧力で国産キムチの価格が高騰した上に、若い世代の米消費量の減少に伴うキムチ離れで、国産キムチの競争力が低下し、相対的に割安な中国産のキムチの需要が増えた」と紹介した。

その上で、「普段ネットショップやスーパーで韓国産キムチを買う時、キムチの品質確保のためなら多少お金がかかっても気にしない」という国立公州大学校国際学部のイム・ウンジョン(林恩廷)副教授が「去年の広範囲の物価上昇のほかに、去年の夏の天候不順で白菜が不作だったことが響いて、国内製造より海外からの輸入の方が逆にコスト面で有利になった」としながらも、中国産キムチについては「海外から輸入した食品の品質を信頼していない人は多い。特に中国産は、21年の『裸キムチ映像』(裸の男性が泥水のように濁った塩水で白菜を漬ける様子が収められた映像が拡散し、不買運動にまで発展した出来事)やキムチの起源論争の影響で、製造過程の衛生管理や材料の質に不信感が強い」と指摘したことを伝えた。

記事は最後に、韓国内の脱北者を支援するNGO「フリーダム・スピーカーズ・インターナショナル(Freedom Speakers International)」の創立者の一人であるイ・ウング(Eunkoo Lee)氏が、「キムチは中国発祥だと言い出した時、中国には怒りを覚えた」「キムジャン(冬の間に食べるキムチを晩秋から初冬にかけて漬けこむ作業)は、私の子ども時代の重要な思い出だ。今でもスーパーで出来合いの物は買わずに、母の手製のキムチに頼っている。私が輸入キムチを口にしない理由は、母のキムチが一番いいからだ」と述べたことを紹介した。(翻訳・編集/原邦之

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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