中国自動車工業協会が10日に発表したところによると、2023年1月には中国の自動車輸出は好調さを維持したという。中国新聞社が伝えた。

1月には中国の自動車メーカーの自動車輸出台数は30万1000台で、前月比で7．1％減、前年同期比で30．1％増だった。自動車の種類別に見ると、乗用車は25万台で前月比で8．9％減、前年同期比で35．6％増だった。商用車は5万台で前月比で3．5％増、前年同期比で8．1％増だった。新エネルギー車は8万3000台に上り、前月比で1．1％増、前年同期比で48．2％増だった。

1月の完成車輸出台数の上位10メーカーを見ると、上海汽車集団がトップで同25．7％増の6万9000台となり、輸出全体の22．8％を占めた。前年同期比の成長率が最も高かったのは比亜迪（BYD）で、同25．1倍の1万2000台だった。2位は奇瑞汽車で同95．2％増の5万2000台、3位は北京汽車で同25．8％増の1万1000台だった。

また同協会によれば、2022年には中国の自動車製品の国際市場における地位が、21年の基礎の上にさらに突き固められたという。また22年12月の新エネ車の輸出は前年同期の2．3倍だった。

22年の中国の自動車の10大輸出相手国を見ると、アラブ首長国連邦（UAE）、メキシコの両市場が力強く、UAEへの輸出台数は同3．7倍になり、メキシコは同2．7倍になった。中国の新エネ車の上位3位の輸出市場はベルギー、英国、フィリピンだった。（提供/人民網日本語版・編集/KS）