中国を捨て韓国に集まる世界の半導体メーカー、なぜ?=韓国ネット「来てくれるのはうれしいけど…」

Record Korea    2023年2月13日(月) 17時0分

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12日、韓国・毎日経済は「世界の半導体製造装置メーカーがメモリ半導体強国の韓国に続々と押し寄せている」と伝えた。写真はソウル。

2023年2月12日、韓国・毎日経済は「世界の半導体製造装置メーカーがメモリ半導体強国の韓国に続々と押し寄せている」とし、「米国の対中国半導体規制により中国市場を諦め、代わりにビッグ2(サムスン電子・SKハイニックス)のある韓国市場を育てるためだ」と伝えた。

記事によると、世界の半導体製造装置メーカー上位5位に入るメーカーが続々と韓国への投資を増やしている。米国のアプライド・マテリアルズ(AMAT)は現在、韓国・京畿道にメモリ研究開発(R&D)センターを建設する計画を進めている。サムスン電子やSKハイニックスなどの主要顧客とのメモリ半導体協力を強化する目的だという。

半導体回路の微細化に欠かせない極端紫外線(EUV)露光装置を製造するオランダのASMLも積極的に韓国市場を拡大中で、2400億ウォン(約249億円)を投じて京畿道華城に新社屋と部品の再製造施設を建設している。ASML関係者は「ASMLの売上高の約30%を占める韓国の顧客企業のための投資」「外国に再製造施設を建てるのは今回が初めて」と説明したという。

日本の東京エレクトロン(TEL)も、今年の完工を目標に京畿道華城にR&Dセンターを増設している。米国のラム・リサーチは昨年4月に京畿道龍仁にR&Dセンターをオープンさせた。21年には華城に第3工場を設立している。米国のKLAも韓国内のR&Dと事務組織の規模を増やし続けているという。

世界の半導体製造装置メーカーが韓国に集まる理由について、記事は「主要顧客であり、メモリ半導体ビッグ2のサムスン電子とSKハイニックスを離さないため」「装置を納品するだけでなく、納品後の装置の維持・補修までサポートしてライバルメーカーとの競争に勝つことが狙いだ」と説明している。また「米国の対中国半導体規制により中国市場を諦め、その代わりを探しているという状況も、世界の半導体製造装置メーカーの“韓国行き”を加速させている」「中国と地理的に近く、米国と友好関係にあることが、韓国が好まれる理由だ」などとも伝えている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「良い選択だ」「久々にうれしいニュース」「よく来てくれた。仕事ぶりと勤勉さは韓国が最高だよね」「サムスンが誇らしい」など歓迎の声が上がっている。

一方で「来てくれるのはうれしいけど、韓国の貴族労組のせいで離れていってしまわないか心配」「中国にはない民主労総が韓国にはあるのに、それでも韓国に来るって?。信じられないな」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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