<サッカー>韓国人選手が日本との差を実感=「日本は選手を欧州に送るだけではない」

Record Korea    2023年2月9日(木) 22時0分

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サッカー元韓国代表で日本の複数クラブでもプレー経験のある水原FCのDFパク・チュホが「韓国と日本の差は大きい」と語った。

サッカー元韓国代表で日本の複数クラブでもプレー経験のある水原FCのDFパク・チュホ(朴柱昊)が「韓国と日本の差は大きい」と語った。中国のスポーツメディア・直播吧が韓国の報道を引用して伝えた。

パクは、日本はサッカーのプロ化が韓国よりも遅かったが、選手の育成に関しては非常に計画的だとした上で、「韓国人選手が欧州のクラブに行き、そのままトップリーグでプレーできればいいが、欧州のサッカーに慣れるのにも時間がかかるし、たとえ中小のリーグだったとしても足場を築くのは決して簡単ではない」と指摘した。

そして、「欧州リーグは中小規模であっても世界中から選手が集まっていて競争が激しく、トップリーグでプレーできる選手は多くはない。私もそのような経験をしたが、まず中小のリーグで成功することで、トップリーグに行ってからより早く適応でき、チャンスを得ることができる」と語り、選手の成長は順を追う必要があり、長い目で見なければならないとの考えを示した。

パクは、「今でこそ欧州のクラブに行くことは全選手の夢になったが、私が若い頃、20歳くらいの頃には欧州でプレーしたいという夢はなかった。当時の唯一の夢は、日本のJリーグに行くことだった」とし、その理由について「多くの先輩たちが欧州でプレーしているのを目にしていなかったからだと思う」と語った。

さらに、「私はJリーグを足掛かりに欧州のクラブに移籍したが、日本のサッカー環境は確かに欧州と似ている。韓国に帰ってきて、改善すべき点がたくさんあることに驚いた」と述べ、2002年にワールドカップ(W杯)開催を機に韓国にはサッカー専用スタジアムが増えたものの、スタジアムの芝やトレーニング施設など細かい部分では「足踏み状態」にあるとの見方を示した。

パクは、「選手だけでなくサッカー界全体が欧州に足を運び、学ばなければならない。日本は単に選手を欧州に送るだけでなく、クラブのマネージャーやスタッフも欧州でトレーニングを受けたり、勉強したりしている」とし、「韓国にはまだ足りない部分が多いと思う」と語った。

パクは1987年1月16日生まれの36歳。韓国の大学に在籍していた08年にJリーグの水戸ホーリーホックに入団しプロキャリアをスタート。その後、鹿島アントラーズ、ジュビロ磐田でプレーした。11年にスイスリーグのバーゼルに移籍し2シーズンプレーした後、ブンデスリーガのマインツ、ドルトムントなどでプレー。18年に帰国し、現在は水原FCに所属している。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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