ロイター通信は7日、アナリストの見方を引用し、中国経済の反騰はカナダの石油、天然ガス、穀物など重要な大口商品の輸入拡大を刺激し、カナダ経済の景気後退回避に寄与する可能性があると指摘しました。

報道によりますと、カナダ中央銀行は2023年上半期に経済が停滞ないし景気後退に陥る可能性があるとの見方を示しました。しかし、アナリストは中国社会の迅速な再自由化がカナダからの重要な大口商品の輸入拡大を刺激し、カナダ経済のソフトランディングを後押しすることが見込まれるとしています。

ブラジルの大手新聞「O ESTADO DE S.PAULO（オ・エスタード・ジ・サンパウロ）」はこのほど、ブラジルの主要な貿易相手国である中国の経済活力のいっそうの回復がブラジル経済、金融市場に対する各方面の期待を高めていると伝えました。

国際投資銀行JPモルガン・チェースは研究報告の中で、「オーストラリアの観光と教育輸出の最大の消費国として、中国の再自由化はオーストラリアのサービス業の発展を後押しすることになる。そのうち、観光業の全面的な回復は同国のGDP成長率に0．5％貢献し、中国人留学生の復帰はGDPをさらに0．4％増加させる」との見方を示しました。

ブルームバーグ通信は、中国の再自由化は世界の観光業に依存する経済体に強心剤を打つことになると伝えました。アジア経済の情報を配信する日本のニュースサイト「NNA」はベトナムメディアの報道を引用し、ベトナム南部のティエンザン省で今年買い付けられたドリアンの価格が、中国市場の巨大な需要を受けて前年比3倍に上昇したと伝えました。（提供/CRI）