ベトナム民間人虐殺事件、韓国で初めて賠償責任を認める判決―韓国メディア

Record Korea    2023年2月8日(水) 10時0分

拡大

7日、韓国・チャンネルAは「ベトナム戦争に派兵された韓国軍による民間人の虐殺に関する訴訟で、韓国政府に賠償を命じる判決が初めて言い渡された」と伝えた。写真はベトナム・ホーチミン市の戦争証跡博物館。

2023年2月7日、韓国・チャンネルAは「ベトナム戦争に派兵された韓国軍による非武装民間人の虐殺に関する訴訟で、韓国政府に被害者への賠償を命じる判決が初めて言い渡された」と伝えた。

ソウル中央地裁は7日、ベトナム人女性が韓国政府に3000万ウォン(約310万円)相当の損害賠償を求めた訴訟で、原告勝訴の判決を下した。原告の女性は「韓国軍(青龍部隊第1大隊第1中隊所属兵士ら)により1968年2月にクアンナム省の村で民間人70人余りが虐殺された事件で家族を失い、自分も腹部を銃撃されたが何とか生き残った」と主張し、韓国政府に虐殺の真実を認めるよう求め、2020年4月に提訴した。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「賠償するべきなのは米国でしょ」「朝鮮戦争の責任は金日成(キム・イルソン)にあるのだから、金正恩(キム・ジョンウン)に賠償を求めなよ」「ベトナム戦争の実情も知らない判事が韓国に賠償を命じるとは」「ベトナム軍が民間人を装って攻撃してきたからこんなことになったんだ」「虐殺のための虐殺が行われたのではなく、自分は民間人だと主張する人たちが韓国軍に銃を向け爆弾テロをしかけたから射殺されたんだという証言がある。それはうそだったというのか?」「犠牲になった我々の父親たちの命は誰が補償してくれるんだ?」「ベトナムで戦死した韓国軍の兵士たちはベトナム政府から賠償を受けたのか、この判事に聞きたい」など、否定的なコメントが多数寄せられている。(翻訳・編集/麻江)



※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携