過去3年のアイドル時代劇TOP10、2位「蒼蘭訣」を抑えての1位は…

anomado    2023年2月10日(金) 22時0分

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6日、台湾メディアの「BEAUTY」は、映画ドラマ情報サイトの豆瓣の評価点に基づき、過去3年のアイドル時代劇ドラマのランキングを紹介した。

2023年2月6日、台湾のエンタメ・美容サイト「BEAUTY」は、昨年8月に公表した「過去3年で評価が高いアイドル時代劇ドラマ作品TOP10ランキング」の最新版を公開した。ランキングは、大手映画・ドラマ情報サイトの豆瓣(douban)の評価点に基づいている。

記事によると、時代劇は豆瓣の評価点(10点満点)が7点台を獲得するのが難しいジャンルで、シーンやストーリーの展開がワンパターンになりがちで視聴者に飽きられやすいことに原因があるという。そんな中で7点台を獲得した作品として、10作品をランキング形式で紹介した。

10位は、バイ・ジンティン白敬亭)とティエン・シーウェイ(田曦薇)主演の「卿卿日常」で、評価は7.1点だった。記事は「同作は群像劇でもあり、主演の2人の間で繰り広げられるドジで愛らしいやり取り以外に脇役たちのサブストーリーも展開されるため、主演2人目当ての視聴者はがっかりしたかもしれないが、甘いラブストーリーだけでなく、女性の自立や女性同士が助け合うストーリーも用意されており、欠点が目立つことなく7点台の高い評価を維持した」と評した。

卿卿日常

8位は評価が7.3点の2作がランクインした。1作目は「花の都に虎(とら)われて~The Romance of Tiger and Rose~(原題:伝聞中的陳芊芊)」だった。チャオ・ルースー(趙露思)とディン・ユーシー(丁禹兮)主演の同作について、記事は「製作費、原作、有名なキャストの三要素が全て不足したまま始まった同作は、ストーリーやセリフがユニークで面白く、展開のリズムも早く、ストーリーの筋も通っていて、甘いシーンに満ちている」「チャオ・ルースーが演じる、キュートでスマートかつトリッキーなヒロインは、セリフを吐く度に視聴者を大笑いさせた」と評した。

伝聞中的陳芊芊

8位の2作目は、「美人骨~前編:周生如故~」(原題:周生如故)で、記事は「人気小説を原作とした小説としては非常に珍しく、原作ファンの支持を得ている。また、主演したアレン・レン(任嘉倫)とバイ・ルー(白鹿)の役作りが素晴らしい」「原作小説では回想としてそれほど詳細に描かれていなかった部分を大胆に脚色して、完全な物語として映像化している」と評した。

周生如故

7位は、「琉璃~めぐり逢う2人、封じられた愛~」で、評価は7.4点だった。同作は、小説を原作としており、チョン・イー成毅)演じる天帝の子の生まれ変わり「禹司鳳」が、転生する度にユエン・ビンイエン(袁冰妍)演じる天界の戦神の生まれ変わりを愛するも、何度も非業の死を遂げるという物語。記事は「チョン・イーの役作りが素晴らしく、小説の主人公の再現度が高い」「ユエン・ビンイエンの演技が上手で、主役2人は最高のペア」「基本的にどこをとっても欠点がなく、とても甘いラブストーリーが展開する作品」と評した。

琉璃~めぐり逢う2人、封じられた愛~

6位は、アレン・レン(任嘉倫)とタン・ソンユン(譚松韻)主演の「花様衛士~ロイヤル・ミッション~(原題:錦衣之下)」で、評価は7.5点だった。記事は「ストーリーはあまり特筆すべき点はなかったが、アレン・レンとタン・ソンユンが小説の中の人物のイメージを生きたものにした」として、「同作の評価点が原作小説を超えたほど成功している」と評した。

花様衛士~ロイヤル・ミッション~

4位は評価が7.6点の2作がランクインした。その1作目はポン・シャオラン(彭小苒)とチェン・シンシュー(陳星旭)主演の「東宮~永遠の記憶に眠る愛~」だった。記事は「情景、衣装やメークや道具、演技の全てがそろっていて、原作小説の再現度が非常に高い」「ヒロインの目線で物語が進む小説版にはなかった男性の目線を映像化で加えたことにより、物語と主役2人それぞれの心の動きをより立体的に見えるようになった」と評した。

4位の2作目はウー・レイ(呉磊)とチャオ・ルースー(趙露思)主演の2部作「星漢燦爛」「月升滄海」だった。記事は「今までの時代劇よりも深みのあるシナリオや、感情の動きやストーリーにも破綻がなく、費振翔(フェイ・ジェンシャン)監督の撮影カットも大胆で質感の高さを感じさせる上に、主演の2人の役作りも的確だった。各要素が見事な融合を遂げたことで、口コミと視聴率の両方で高評価を得た作品が出来上がっている」「今後の古偶劇は『星漢燦爛』『月升滄海』の基準に従って、いつもの陳腐なラブ要素を散りばめるパターンをやめてほしい」と評した。

月升滄海

3位はリウ・イーフェイ(劉亦菲)とチェン・シャオ(陳暁)主演の「夢華録」で、評価は8.0点だった。記事は「主演した2人の演技の上手さのほかに、ストーリー展開のテンポがスムーズな上に、制作側が画面の色味やカットの高級感など特別に曖昧な雰囲気を作り出している。8点台を記録したのはだてではないが、同じシナリオでは二度と観衆の興味を引くことはできないくらい素晴らしかった」と評した。

夢華録

2位は「蒼蘭訣」で、評価8.1点だった。同作はワン・ホーディー(王鶴棣)演じる傲慢(ごうまん)な悪魔と、ユー・シューシン(虞書欣)演じる仙女の恋を描くラブストーリーで、記事は「ストーリーとキャラクターの設定は古風だが、感情は非常に繊細で、多くの細かい部分で人を感動させる」「脇役のキャラクターも突き抜けていて、相乗効果により、見せ場の乏しいあらすじががぜん面白くなった」と評した。

蒼蘭訣

1位は、チャン・チェン(張震)とニー・ニー(倪[女尼])主演の「運命の桃花~宸汐縁~」で、評価は8.3点だった。記事は「普段映画を中心に活動している主演俳優の2人に視聴者は注目し、放送開始前には、衣装やテーマが似ていることから『三生三世』シリーズのコピー版とまで言われたが、放送開始後には主演2人の繊細で感動的な演技により、視聴者の見方を一変させた」「評価8.3点は近年の時代劇ジャンルでの最高記録であり、同作は2020年の第48回国際エミー賞(International Emmy Award)テレノベラ部門(Best Telenovela)にノミネートされた。王座はそう簡単に移動しないほど強力だ」と評した。(翻訳・編集/原邦之

運命の桃花~宸汐縁~

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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