夜間市場に狙い、「昼はコーヒー・夜はアルコール」のカフェが台頭―中国

人民網日本語版    
facebook X mail url copy

拡大

中国で多くのカフェが「昼はコーヒー・夜はアルコール」モデルを始め、コーヒーとアルコールという本来は境界線が明確だった2つの飲料メニューが、今や1つの店で共存するようになった。

コーヒーは中国市場にますます普及するようになり、消費者の視野に入るコーヒーブランドも増え続けている。多くのカフェが「昼はコーヒー・夜はアルコール」モデルを始め、コーヒーとアルコールという本来は境界線が明確だった2つの飲料メニューが、今や1つの店で共存するようになった。

いわゆる「昼はコーヒー・夜はアルコール」とは、その言葉の通り、1つの店が昼間はコーヒーを提供し、夜間はアルコールを提供するというモデルだ。

2022年10月、カナダのコーヒーブランドのティムホートンズが中国市場でこのモデルの店を2カ所オープンした。毎日午後5時を過ぎるとビールや軽食を提供し、フルーツビールや小麦ビールなど31種類のビールが飲める。

スターバックスは以前より数店舗でアルコール商品を試験的に販売してきた。20年8月には、北京三里屯太古里旗艦店の2階にバーカウンターを設置し、30種類以上あるオリジナルカクテルやワイン、クラフトビールの提供を始めた。

コーヒーブランドにとって、アルコール類商品が加わることで、店舗の坪効率(1坪当たりの売り上げ)を上げ、営業時間を延長したいとしている。「昼はコーヒー・夜はアルコール」は実は新しいコンセプトではなく、日本や韓国、欧州の一部の国でも試みられているモデルだ。

「昼はコーヒー・夜はアルコール」はここ2年ほどの間に急速に台頭したライフスタイルとして、若い消費者の人気を集めている。「2020-21年若年層のアルコール消費研究報告」と「コーヒー産業の細分化層インサイト」によると、「90後(本記事では1990年代生まれから1994年生まれを指す)」、「95後(1995年から1999年生まれ)」、「00後(2000年代生まれ)」の人々は中国国内のアルコール類とコーヒー類の主流消費層の重なる部分であり、すでに「昼はコーヒー・夜はアルコール」消費の中心だ。消費の嗜好を見ると、若年層はアルコール度数の低いフルーツ酒とビールを特に好み、「健康的なほろ酔い加減」が目下の重要なキーワードの1つだという。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。

noteに華流エンタメ情報を配信中!詳しくはこちら


   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携