韓国の自動車メーカー、世界経済低成長の「泥沼」から抜け出す―中国メディア

Record Korea    2023年2月7日(火) 6時0分

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中国メディアの中国経済網は6日、韓国の完成車メーカーが昨年、世界経済低成長の「泥沼」から抜け出したとする記事を掲載した。

中国メディアの中国経済網は6日、韓国の完成車メーカーが昨年、世界経済低成長の「泥沼」から抜け出したとする記事を掲載した。

記事によると、韓国の完成車メーカーは昨年前半に半導体供給不足の影響を受けたものの、年間生産台数は375万7000台と前年比で30万台近く(8.5%)増えたことが、産業通商資源部が1月末に発表した自動車産業動向資料で分かった。

完成車の輸出額は前年比16.4%増の541億ドル(約7兆1300億円)で、従来の最高額だった2014年の484億ドルを大幅に上回った。輸出台数も前年比13.3%増の231万2000台だった。国産車の品質向上による需要増加、ウォン安ドル高などが複合的に作用した。特に12月は前年同月比28.3%増の54億3000万ドル(約7100億円)で、前月の月別最高額を更新した。

世界的に電気自動車(EV)などエコカーの需要が増えたことに伴い、韓国は昨年、エコカーの輸出台数(55万4000台)、輸出額(161億ドル=約2兆1200億円)ともに過去最高となった。エコカーは1台当たり平均輸出単価が約3万ドル(約400万円)で、内燃機関車(約2万ドル)の約1.5倍であるため、エコカーの輸出が増えるほど全体の輸出額も大きく伸びた。

現代自動車と傘下の起亜も昨年、過去最高の業績となった。現代自動車の売上高は前年比21.2%増の約142兆5000億ウォン(約15兆500億円)、営業利益は同47%増の約9兆8000億ウォン(約1兆350億円)、営業利益率は6.9%で15年以降で最高を記録した。起亜の売上高は同23.9%増の約86兆6000億ウォン(約9兆1400億円)、営業利益は同42.8%増の約7兆2000億ウォン(約7600億円)と、10年に新たな国際会計基準(IFRS)を導入して以降で最高を記録した。

21年まで8年連続で赤字を記録した韓国GMの昨年の売上高は前年比11.7%増、輸出は同24.6%増。KGグループに買収された双竜自動車は昨年10~12月期の営業利益が41億ウォン(約4億3200万円)で、23四半期続いた赤字をストップさせた。ルノーコリアも昨年の販売台数は同27.8%増を記録した。

韓国完成車メーカーの「前進速度」は今年に入ってからも落ちていない。1月の輸出額は前年同月比21.9%増の49億8000万ドル(約6500億円)。一方で、半導体の輸出額は前年同月の108億ドルを44.5%下回る60億ドル(約7900億円)だった。今年は自動車産業が韓国の輸出全体を支えるとの見方をする専門家が多い。(翻訳・編集/柳川)


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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