韓国の半導体輸出が半減…10年ぶり“赤字ショック”の突破口は?=韓国ネットには不安の声

Record Korea    2023年2月2日(木) 17時0分

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1日、韓国・KBSは「半導体の輸出が半減…10年ぶりの“赤字ショック”突破口は?」と題する記事を掲載した。

2023年2月1日、韓国・KBSは「半導体の輸出が半減…10年ぶりの“赤字ショック”突破口は?」と題する記事を掲載した。

韓国の1月の輸出は前年同期比16.6%減の462億7000万ドル(約6兆280億円)を記録した。中でも半導体は、世界の景気低迷の影響で輸出が前年同期比44.5%も減少したという。

記事によると、韓国半導体大手SKハイニックスは昨年10~12月期、1兆7000億ウォン(約1792億円)の赤字を記録した。四半期ベースで営業赤字となるのは10年ぶりのこと。原因は、景気低迷の中で主力のメモリー部門の需要が急減し、価格が暴落したためとみられている。

先月31日に業績を発表したサムスン電子もかろうじて赤字を免れるにとどまった。

同じ期間、韓国半導体のライバルである台湾TSMCは13兆ウォンを超える営業利益を記録し、2四半期連続でサムスン電子の半導体売上高を上回ったという。

記事は「このように半導体世界1位・2位が逆転したのは、ファウンドリ競争力のため」とし、「ファウンドリは顧客が注文した設計を基に製造のみを請け負う方式。先に発注を受けてからオーダーメード型半導体を生産するため、事業構造が比較的安定している」と説明している。

ファウンドリ市場のシェアはTSMCが56%を占めるのに対し、サムスン電子は15%にとどまっている。米アップルやマイクロソフトなどの主要IT企業が半導体を独自設計する方針であるため、ファウンドリ市場の規模はさらに拡大するとみられている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「韓国の半導体輸出の半分以上が中国なのに、無能な尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は“打倒中国”を叫んだ。そのときから予見されていたこと」「中国に代わる市場を早く見つけなければ永遠の赤字国に転落し、日本の下請け国だった7~80年代に戻ってしまうかもしれない」「どの国に輸出すればいいのか。失言の多い尹大統領が海外へ行くたびに敵国をつくってくる状況なのに」「尹大統領がいる限り、突破口はなさそうだ」など、不安の声が多数上がっている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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