ブレンデッドウィングボディ大型旅客機の縮尺試験機、テスト飛行に成功―中国

人民網日本語版    2023年2月1日(水) 6時30分

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陝西靖辺一般航空空港でこのほど、斬新なデザインの航空機が滑走路から離陸し、青い大空を自由に飛行し、ひときわ注目された。

陝西靖辺一般航空空港(無人機試験テストセンター)でこのほど、斬新なデザインの航空機が滑走路から離陸し、青い大空を自由に飛行し、ひときわ注目された。光明日報が伝えた。

これは西北工業大学が開発したブレンデッドウィングボディ大型旅客機の縮尺試験機のテスト飛行のシーンだ。一連の重要設計技術飛行検証のテスト飛行試験として、今回のテストは試験機の離着陸、空港上空通過、航路計画自動飛行などの内容のテストを行い、予定の飛行計画を順調に遂行した。

ブレンデッドウィングボディ民間機の胴体はワイドフラットで、流線型のフォルムを持ち、胴体と翼が滑らかにつながり、はっきりした境界線が見られず、客室がやや膨らんだ胴体の下方に位置する。

このような翼と胴体を一体化したブレンデッドウィングボディ機は未来の民間機の発展方向だ。

西北工業大学が中心となる中国ブレンデッドウィングボディ民間機研究チームは1990年代後半より、中国国内の航空研究機関・関係大学の力を結集した。中国で最も早く同分野の研究を掘り下げたチームの一つであり、長年の技術の研究開発により世界をリードする一連の研究成果を上げた。

一連の大型風洞試験、データシミュレーション、縮尺飛行などの重要技術検証を経て、チームは全体、空気動力、航空機・エンジンマッチング、飛行制御など一連の重要設計技術を確立するとともに、航空機のシリーズ化発展、中央胴体特殊構造、騒音抑制などの技術面で重要な進展があった。

チームが形成したブレンデッドウィングボディ民間機のコンセプトプランは、一列16座席の設計を採用し、乗客に広々とした快適な利用環境を提供する。チームの責任者である李棟(リー・ドン)教授は、「当チームが設計したブレンデッドウィングボディ民間機は、現在の海外の一列24~30座席の設計と比べると、胴体を傾けて飛行する際に外側に座った乗客が受ける圧力がさらに弱く、利用体験がより快適になる。同時に胴体両側に8つのハッチを均等に設置しており、90秒ルールに適合している」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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