2022年中国の携帯電話販売台数が急落も、あるブランドだけ成長―独メディア

Record China    2023年2月2日(木) 7時0分

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30日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国のスマートフォン出荷台数がこの10年で最低となったことを報じた。

2023年1月30日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国のスマートフォン販売台数がこの10年で最低となったことを報じた。

記事は、市場調査会社IDCのデータで、22年の中国におけるスマートフォン出荷台数が前年より約13%少ない2億8600万台にとどまり、13年以降で初めて3億台を下回ったと伝えた。

そして、中国では昨年、12月に政府が「ゼロコロナ」政策を終わらせるまで厳しい新型コロナ封じ込め措置で経済が低迷したと解説するとともに、データ分析会社Canalysのアナリストが「厳しい防疫政策が消費者に財布のひもを締めさせ、貯蓄が記録的な増加を示した」と振り返ったことを紹介している。

その上で、22年に中国で最もよく売れたブランドはvivoで市場シェア18.6%、2位はファーウェイから独立したHonor、3位はiPhoneとOppoが並んだと紹介する一方、Honorを除く全てのブランドが販売台数を対前年比で10%以上落としており、唯一同34%増を記録したHonorも前年の販売台数が少なかったことによる「大幅増」であると伝えた。

そして、英ロイターの報道として、中国のスマホ販売低迷は世界のスマホ市場の状況を表しており、IDCのデータによれば22年の世界出荷台数は前年比11%以上減の12億台で、やはり13年以降で最低となったことを伝えた。

記事はさらに、Canalysが30日に発表した報告書の中で、22年10〜12月期におけるiPhoneの中国販売台数が前年同期比24%減の1640万台で、20年に新型コロナの感染が始まって以降で四半期単位では初めて前年同時期を下回ったことが明らかになったと紹介。その背景には、最新機種を前倒しで発表したこと、そして河南省鄭州市のOEM工場で新型コロナに絡む混乱が発生したことがあるとした。(翻訳・編集/川尻


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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