日本の自動車産業の没落が必然な理由―中国メディア

Record China    2023年1月31日(火) 8時0分

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29日、中国メディアの観察者網は、日本の自動車産業について「没落は必然、進む道はない」とする文章を掲載した。写真はニューヨーク。

2023年1月29日、中国メディアの観察者網は、日本の自動車産業について「没落は必然、進む道はない」とする文章を掲載した。

文章は、日本が輸出を支えとする自動車工業大国だとした上で、最近世界の自動車市場では異変が起きていると主張。欧米や中国の市場では新エネルギー車の比率が急速に高まり、BYDを始めとする中国メーカーと米国テスラがほぼ新エネ車のシェアを占拠しているとし、日系メーカーは新エネ車市場で存在感を示せていないと伝えた。

次に、もともと日本の自動車産業が優位性を持っていた東南アジアや中東地域でも中国ブランドが攻勢を仕掛けてシェアを奪っていると紹介。マレーシアでは吉利宝騰などによる挟撃に遭い、タイやインドネシアでも長安汽車、長城汽車、BYDが続々と工場を建設、タイではBYDの新車発売で開店前夜から行列ができるほどの注目を集めたとしている。

さらに、アフリカや西アジアといった日本の中古車がよく売れていた地域においては、中国企業が政府主導の「一帯一路」構想と華人コミュニティーの強みを生かして現地に新たな販売、メンテナンス体系を構築し始め、自動車市場の構図を塗り替えようとしていると伝えた。

文章はその上で「日系メーカーは決して何か過ちを犯したわけではなく、まさに中国の台頭によってかつての地位を奪われる結果になった。また、テスラやBYDがリードする新エネ車の流れに日本が追随しようとすれば、これまで築いてきた自動車産業の強みをそっくりそのまま捨てることになり、海外市場を失う勢いが加速するだけだ。日本には進むべき道が本当になく、日系車の没落は必然だ」と評している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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