ウクライナ侵攻に伴って国際スポーツ大会から除外されているロシアがアジア大会に参加する可能性が浮上していることを受け、韓国メディアは「サッカー男子の金メダル獲得が難しくなる」と懸念を表明した。中国ウェブメディアの観察者網が28日付で報じた。

報道によると、ウクライナ侵攻に伴って国際スポーツ大会から除外されているロシアとベラルーシの選手をめぐり、国際オリンピック委員会（IOC）は25日、中立の立場など条件付きでの国際スポーツ大会への復帰に賛同する声明を出した。これを受け、アジア・オリンピック評議会（OCA）は26日、今秋に中国・杭州で開催されるアジア大会を含むアジアでの競技会へのロシアとベラルーシの選手の出場を認めることを申し出たと発表した。

観察者網の記事によると、韓国メディアのマイデイリーは、「招かれざる客」のロシアがアジア大会に出場することになれば、金メダル獲得を目指すサッカー男子U-23（23歳以下）韓国代表にとって優勝への難易度が増すことになると指摘した。

アジア大会のサッカー男子で、韓国は最多の優勝5回を誇り、前々回（14年）、前回（18年）大会に続き3連覇を目指している。（翻訳・編集/柳川）