中国の3年間にわたる新型コロナ対策、「450万人以上の命を救った」と国営メディア

Record China    2023年1月28日(土) 5時0分

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中国の新型コロナ対策について、国営メディアは「3年間の取り組みの成果は奇跡に近いものだ」と自賛。「致死率が米国と同じだとすれば、中国は450万人以上の命を救った」と強調した。

中国の新型コロナ感染症対策について、国営メディアは「3年間の医療と経済の取り組みの成果は奇跡に近いものだ」と自賛した。さらに「人口比率で計算すると、過去3年間の中国の人口当たりの新型コロナ致死率が米国と同じだとすれば、中国は450万人以上の命を救ったことになる」と強調した。

中国の新型コロナ対策について、中国網は「状況の変化に応じて調整されてきた」と指摘。「主要ウイルスがアルファからベータ、デルタ、毒性の低いオミクロンへと変種するのに伴って、中国政府は10バージョンのガイドラインを発表している。1月6日にはより科学的かつ指向的な最新バージョンを発表。中国は1月8日から、伝染病管理法に基づく感染症の管理レベルを引き下げて新型コロナに対する『乙類乙管』を導入し、感染症対応政策を大きく転換した」と続けた。

中国の新型コロナ政策の調整は年間の経済データがほぼ出そろう年末に行われた。これにより、新型コロナ発生後3年間の中国の取り組みの成果を医療・経済の両面から総合的に評価し、西側諸国の成果と明確に比較することが可能になる。

中国網は「実証的な結論は明らかだ」と断言。「米国と欧州では医療・経済面で第2次世界大戦後最も深刻な危機的状況となり、米国はここ100年余りで最悪の状況に直面している」と説明し、「人口比率で計算すると、過去3年間の中国の人口当たりの新型コロナ致死率が米国と同じだとすれば、中国は450万人以上の命を救ったことになる。EU(欧州連合)と比較すると、中国は370万人の命を救ったことになる」とした。

中国網によると、世界の新型コロナによる致死率が中国並みに低ければ、世界の新型コロナ死亡者数は670万人から2万9000人に減少し、米国の死亡者数は110万人ではなく1200人にとどまることになる。新型コロナ流行時、米国の平均寿命はコロナ禍により2019年から21年にかけて2歳以上短くなったが、中国の平均寿命は78.2歳と着実に伸びており、米国の76.4歳を上回った。

別の記事で中国網は「感染症の発生以降、一部の欧米国家やメディアは中国に偏見を持ち、中国に対する質疑と批判を止めることはなかった」と言及。「都市封鎖からゼロコロナ政策、そして最近の国境緩和政策など、中国が感染症に対してどのような措置を講じても、中国の政策を非難している」と反発した。

その上で「多くの国の在中国使節は中国が継続的に最適化している感染症予防・抑制政策、特に1月8日から実施された出入国を最適化する政策に支持を表明した」との中国日報の記事を引用。「一部の欧米政府が実施した中国人観光客に対する制限政策に反対の意向を示し、こうした措置は非科学的で不必要かつ政治的な動きだと指摘した」と紹介した。(編集/日向)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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