中国の新型コロナ感染はピークを過ぎたのか?―独メディア

Record China    2023年1月26日(木) 15時0分

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25日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国の新型コロナ感染について「すでにピークを過ぎたたのか」とする記事を掲載した。写真は北京南駅。

2023年1月25日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国の新型コロナ感染について「すでにピークを過ぎたのか」とする記事を掲載した。

記事は、中国疾病予防コントロールセンターの公式サイトが25日に発表した全国のコロナ感染状況データを紹介。PCR検査結果では陽性者数がピークだった12月22日の1日当たり694万人から今月23日には1万5000人にまで、陽性率も12月25日の29.2%から5.5%にまで減少、抗原検査でも陽性者数と陽性率が12月22日のピーク(33万7000人、21.3%)から今月23日には4773人、4.5%にまで低下したと伝えた。

また、陽性者数の減少とともに発熱外来の受診者も峠を越えたとみられ、ピークだった12月23日の1日当たり延べ286万7000人から今月23日には6万3000人にまで減り、新型コロナの入院患者数も今月5日の162万5000人をピークに今月12日には24万8000人にまで減少、重症患者数は今月5日の12万8000人から23日の3万6000人まで減り、入院中に死亡した新型コロナ患者の数も今月4日の1日当たり4273人から23日には896人まで減ったとしている。

さらに、同センターの報告では、現在中国で流行しているのはBA.5.2およびBF.7株であり、新たな変異株は見つかっていないとされ、同センターの主席専門家である呉尊友(ウー・ゾンヨウ)氏が先週「すでに人口の80%、すなわち10億人以上の中国人がコロナに感染している。向こう2〜3か月でリバウンド感染が発生する可能性は小さい」との見解を示したことを紹介している。

一方で、ロンドンを本拠とする健康データ研究機関エアフィニティが25日に発表した報告の中で、中国で起きている感染の波はすでにピークを迎えており、1日に420万人の感染者が出ている見込みであり、コロナによる死者数も今月26日に1日当たり3万6000人のピークを迎えるとの予測を示したことを紹介。この予測モデルによれば、中国では昨年12月以降ですでに84万8000人がコロナによって死亡しており、中国政府の公式発表よりもはるかに多い数字となっていることを伝えた。

また、エアフィニティが中国での感染の波について、これまで予測されていた2回の大きな波ではなく、1回の大規模かつ長期的な感染の波が発生している可能性を指摘するとともに、これにより医療資源への圧力がさらに高まり、死亡率がさらに高まる恐れがあると警告したことを伝えている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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