独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは23日、米ロサンゼルス近郊のモントレーパークで21日夜に起きた銃撃事件について、「ロサンゼルスの『ニューチャイナタウン』で少なくとも10人が死亡した」との記事を掲載した。

記事は「大勢の中華系住民が暮らすモントレーパークで旧暦の新年を迎える時期に起きた銃撃事件は各界に衝撃を呼んだ」とし、少なくとも10人が亡くなった他、十数人がけがをしたと伝えた。

記事によると、ダンススタジオで起きたこの事件ではアジア系の容疑者の男が自殺したと報じられている。現地の女性は「ここはとても安全なコミュニティー。夜1人で外出でき、銃による暴力を心配する必要もない」と語ったという。

記事は、当初は多くの人がヘイトクライムを疑ったが、容疑者がアジア系だったことでこうした見方に疑問が持たれ、「個別の事件だ。ダンススタジオが狙われたことに理由がある」との見方が出ている他、ロサンゼルス中華総商会の会長が「問題は米国に多くの銃があることだ。（一部の人は）容易に銃で愚かなことをしてしまう」との考えを示したことを伝えた。（翻訳・編集/野谷）