香港メディアの香港経済日報は20日、昨秋に日本滞在が報じられたアリババ創業者のジャック・マー（馬雲）氏について、香港に現れたとの情報を得たと報じた。

マー氏をめぐっては英紙フィナンシャル・タイムズが昨年11月、東京に半年近く滞在しており、米国とイスラエルにも定期的に渡航していると報道。香港経済日報は今月初旬にタイ・バンコクに現れたマー氏が最近、香港に移動して金融界の大物らと面会したとの情報を紹介し、春節（旧正月、2023年は1月22日）を香港で迎える可能性にも言及した。

記事は「近年、各国を周遊しているマー氏の行方は世間の注目の的となっている」とした他、「中国はインターネット業界に対して規制緩和のサインを頻繁に発し、企業に光明が現れた。かつてアリババ傘下のアント・グループの上場をめぐる波風に見舞われたマー氏は時折姿を見せるようになったが依然控えめだ」とも指摘した。（翻訳・編集/野谷）