国務院新聞弁公室が18日に行った記者会見で、工業・情報化部の報道官を務める趙志国（ジャオ・ジーグオ）情報通信管理局長は、「2022年はインダストリアルインターネットの発展が加速した。産業規模は1兆2000億元（約22兆8000億円）に上る見込みで、経済・社会の質の高い発展に力強いサポートを提供した」と述べた。

（1）インダストリアルインターネット識別・解析システムが全面的に完成。東西南北中の5大国家トップレベルノードと2つの災害予備ノードがすべてリリースされ、2級ノードの31省（自治区・直轄市）のフルカバーが実現された。サービスを受けた企業は24万社近くに上り、240以上の影響力あるインダストリアルインターネットプラットフォームを育成した。うち業界・分野をまたぐプラットフォームは28に達し、製品の全フロー、生産の各プロセス、サプライチェーン川上・川下のデータの相互運用と資源連動を力強く促進し、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速した。

（2）「5G＋インダストリアルインターネット」512プロジェクトが無事完了。5つの産業公共サービスプラットフォームを構築し、工業企業の5G技術応用にサービスとサポートを提供。自動車や採鉱などの十数の重点業界で4000件以上のプロジェクトを建設し、協同で研究開発・設計を行い、設備遠隔操作など20の典型的な応用シーンの普及が加速し、企業の質向上、コスト削減、効果拡大を力強く促進した。産業5G融合製品が日増しに豊富になり、モジュールの価格が商用化初期より80％下がった。各地で5Gフル接続工場の建設ブームが起こり、5Gの生産中核制御部分への深化・拡張が加速した。

（3）業界モデル転換へのエンパワーメントの形式が豊富化。産業に共通する需要に対して、複数の応用推進サービスの主体を構築し、「低コスト・軽量化」のソリューションを育成し、企業（特に中小企業）のデジタルトランスフォーメーションのハードルを下げた。各業界の特性に焦点を当て、鉄鋼や電子など十数の重点業界のインダストリアルインターネット融合応用ガイドラインを作成し、それを押し広めた。業界・企業がそれぞれの業界と企業に適したインダストリアルインターネットの応用展開を誘導した。短所と弱点を解消し、インダストリアルインターネットイノベーション発展プロジェクトを実施し、重要技術製品の研究開発と産業化を加速した。複数の国家・業界・団体基準を発表し、基準体系をさらに整備した。（提供/人民網日本語版・編集/YF）