ドラマ版「三体」が配信開始1時間で新記録、最大の勝者は?―中国

人民網日本語版    2023年1月18日(水) 20時30分

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実写ドラマ版「三体」の配信が15日に始まった。

実写ドラマ版「三体」の配信が15日に始まった。公式データによると、配信開始から1時間で、騰訊(テンセント)動画プラットフォームで注目度が急上昇し、テンセント動画のドラマシリーズ配信初日の注目度の記録も塗り替えた。

「三体」の急激な人気上昇にともなって、関係企業にも注目が集まる。メディアの報道によれば、作者の劉慈欣氏は以前に「三体」の著作権を10万元(現在のレートで約190万円)で売却した。「三体」が出版された翌年、張番番さんと宋春雨さん夫妻が著作権をわずか10万元で買い取り、当時まだ名の知れなかった劉氏から「三体」の映像化権を獲得した。ゲーム開発・発行企業の遊族網絡(YOOZOO Games)は、2018年初めに1億2000万元(約22億8000万円)と高額の買収額で張氏の会社を買収し、「三体」の映像化権を購入した。その後、「三体」の知的財産権の運営権は遊族網絡の関連会社の上海遊族文化伝媒有限公司(遊族影業)から三体宇宙(上海)文化発展有限公司に移行し、「三体」プロジェクトの推進と実施が行われている。三体宇宙公司はこれまでに三体コンテンツ開発の4大分野として、映画・テレビ・オーディオブック、汎文化、インタラクティブエンターテインメント、リアルエンターテインメントがあることを明らかにしている。同社の公式サイトによると、配信中のアニメ版「三体」とまもなく配信される中国語の実写ドラマ版「三体」、作品を深く読み込むコンテンツ「解碼三体」のほか、2024年には「私の三体」第4シリーズも配信される計画という。

業界関係者は、「作品の影響力により、『三体』への注目度は高い。関連会社もテレビ・ネット資源を集約し、共同で運営し、マルチチャンネルによる同時配信を行い、作品自体の人気をさらに押し上げることになる。これにより企業とプラットフォームに恩恵がもたらされ、制作サイドが著作権のボーナスを獲得するだけでなく、配信プラットフォームも多くのアクセスとユーザーを獲得することになる」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)



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