佐渡鉱山で朝鮮人はどんな待遇を受けていた?=韓国ネット「想像だけで痛い」「なぜ日本に免罪符?」

Record Korea    2023年1月19日(木) 17時0分

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17日、韓国・KBSは「戦時中の朝鮮半島出身者の強制労働問題をめぐる韓国政府解決案に被害者から反発の声が相次ぐ中、佐渡鉱山で朝鮮半島出身者らがどんな待遇を受けていたかが分かる記録を入手した」と伝えた。

2023年1月17日、韓国・KBSは「戦時中の朝鮮半島出身者の強制労働問題をめぐる韓国政府の解決案に被害者から反発の声が相次ぐ中、もう一つの強制労働の現場である佐渡鉱山(新潟県)で朝鮮半島出身者らがどんな待遇を受けていたかが分かる記録を入手した」と伝えた。

記事は、第2次世界戦中に佐渡鉱山労務課の職員だった杉本奏二さんが日本の歴史学者に送った28枚の手紙を紹介。「強制動員の凄惨(せいさん)な現実がつづられている」とし、「仕事のできない朝鮮人を連れ出して暴行した」「とても見ていられない暴力だった」「弾圧と粗末な食事に耐えられず集団で逃走した」「契約が終了しても帰れない朝鮮人らは自暴自棄状態だった」などの内容だとしている。

また「実際に朝鮮民族に対する差別は事業場の方針だった」と指摘。1940年の日本鉱山協会の朝鮮半島人労務者に関する調査報告書には、「想像以上に低い知能理解度、半島人特有のずる賢さや付和雷同性が労働争議の原因」だとして「朝鮮人は手綱を緩めて管理してはならない」と記されているという。

虐待や差別に耐えられず逃走した朝鮮人は犯罪者の身分となった。樺太で発見された警察の指名手配書には、逃げた人の日本式名や本籍、人相や身なりまで詳細に記録されているという。

さらに記事は「強制動員を自由契約による募集だったとする日本側の主張に反し、戦犯企業が要請し、当時の日本内務省が承認した『朝鮮人動員許可記録』も発見された」と伝え、最後に「佐渡鉱山での強制動員問題はいまだに解明するべき点が多いが、日本政府が数十日後に佐渡鉱山を世界遺産候補に推薦することは確実視されている」と懸念を示している。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「こういう記事を見るたびに過去の日本の悪辣(あくらつ)さに身震いする」「想像するだけでも痛々しい」など驚く声が上がっている。

また「だから日本の政治家は嫌いだ。全く反省せず許しを請わないことが本当に疎ましい」「こんな状況なのになぜ韓国の財団が日本企業の賠償金を肩代わりしなくてはならない?」「日本企業が強制動員を謝罪し賠償するべきなのに、韓国企業に賠償せよという韓国政府は親日を超えて日本人だ」「現実と歴史が『強制動員はあった』と言っているのに、韓国の大統領は日本に免罪符と正当性を与えようと必死だ」「尹大統領が国益より日本の利益のために働く理由が知りたい」「日本の心からの謝罪なくして関係改善は難しい」など、日韓政府への不満の声も多数寄せられている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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