韓国、唯一の宇宙飛行士が辞職=「政府の盲目的な政策が失敗を招いた」の批判も―韓国メディア

Record China    2014年7月7日(月) 12時2分

拡大

7日、環球時報によると、韓国で唯一の宇宙飛行士の辞職に関して、韓国メディアは政府の政策が失敗だったと指摘している。写真は李素妍さんに関する中国の報道。

(1 / 2 枚)

2014年7月7日、環球時報によると、韓国で唯一の宇宙飛行士の辞職に関して、韓国メディアは政府の政策が失敗だったと指摘している。

その他の写真

韓国・中央日報は6日、韓国で唯一の宇宙飛行士・李素妍さん(36)が8月に韓国宇宙研究院を辞職すると伝えた。李さんは2006年に3万6000人から選ばれ宇宙飛行士になり、2008年にはロシアの宇宙船に乗り、国際宇宙ステーション(ISS)で10日間滞在している。

韓国は李さんを宇宙に送り出すためのプロジェクトで260億ウォン(約26億円)を投資。韓国未来科学創造部が2013年11月に発表した「宇宙開発中長期計画」では、韓国は2040年まで宇宙飛行士の育成計画がないと示していた。

そのため、李さんが辞職すれば、韓国は長い期間宇宙飛行士が存在しない状態が続くことを意味している。国が巨額を投じ育てた宇宙飛行士の辞職に韓国世論では政府への批判の声が上がっている。

韓国西江大学の李徳煥教授は韓国・YTNに対し、「十分な準備や詳細な計画がないまま、韓国は宇宙飛行士の育成事業を進めた。この盲目的な政策で韓国の宇宙飛行士育成は頓挫している。政府と関連部門は全ての責任を取るべきだ」と語っている。さらに韓国紙・ソウル経済は、「ここ6年間、李素妍の活動は各地で公演をすることくらいしかできなかった。これは、李素妍を宇宙に送り出した後のプロジェクトが何もなかったからだ」と、政府の計画に落ち度があったと報じている。(翻訳・編集/内山

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携