2023年1月15日、韓国・アジア経済によると、ソウル市内のデパートで、商品に不満を抱いた女性客が陳列台を壊すなどして暴れる事件が発生した。

記事によると、事件は14日、当時の状況を目撃した別の客がオンラインコミュニティに写真を投稿したことで注目を集めた。写真には、靴売り場の陳列台が倒れ、数十足の靴が床に散乱している様子や、デパートの廊下に裸足で寝そべる女性の様子が写っていた。

事件は13日午後、ソウル永登浦にあるデパート5階の靴売り場で発生した。女性はピンク色のワンピースに裸足という格好でまず顧客相談室を訪れ、「担当者はいないか」と尋ねた。これに対し職員が「何の担当者か」と聞き返すと、「引き継ぎもできていないのか」「めちゃくちゃにしてやる」などと吐き捨て5階へ向かったという。

靴売り場でも女性は興奮した様子で「私に電話するな。書面で話せ」「アルバイトにまで気を遣って金を〇〇しないとならないのか。5000万ウォン（約526万円）も思い通りに使えないのか」などと職員に暴言を吐いた。

女性は怒りの理由について「偽物を売りつけられたのに、職員は（謝るどころか）むしろ怒鳴ってきた」と主張した。また、売り場で抗議する映像を自身のYouTubeに投稿し、「デパート側の同意を得た映像」と説明した。

女性は事件当日、通報を受け出動した警察官によって連行され、事情聴取を受けたという。

これを見た韓国のネットユーザーからは「迷惑すぎる」「これはひどい」「中国で起きそうな事件だ…」「国の恥さらし」「必ず処罰を受けさせてほしい」「デパート側が厳しい対応をするべき。こんな人にもペコペコしなければならないなら、誰もデパートで働かない」「今ごろ後悔しているのでは。顔を公開するべき」「金さえあれば何でも解決すると思っている人」「YouTubeの再正回数を稼ぐためにわざとしたのだろう」などの声が上がっている。（翻訳・編集/堂本）