日本の地下鉄で許されない行為は?―華字メディア

Record China    2023年1月21日(土) 18時0分

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華字メディアの日本華僑報は13日、「日本の地下鉄で許されない行為にはどんなものがあるのか」と題する記事を掲載した。

華字メディアの日本華僑報は13日、「日本の地下鉄で許されない行為にはどんなものがあるのか」と題する記事を掲載した。

記事は、「混雑した地下鉄は見知らぬ人同士の距離が最も近くなるため、トラブルが多発する場所でもある」と指摘。「日本人は普通、自分の不満を口に出して言わないが、これは日本人が怒りにくいということではなく、逆に日本人の沸点は実は低いのである」とし、「日本人が怒るのには、電車の中でイヤホンをせずにスマートフォンから直接に音を流しているというレベルは必要なく、イヤホンから漏れるわずかな音だけで十分かもしれない」とした。

そして、「ラッシュアワーの電車の中ではさまざまな心のドラマが繰り広げられている」とし、日本のサラリーマンらは「(車内の)奥の方にスペースがあるのになんで詰めないんだ」「後ろの人、めっちゃスマホ見てくるよ」「こいつなんで押してくるんだよ。もう下がれないっての」といったことを考えながら電車に乗っていると説明。「こうした感情は珍しくなく、北京や上海でも同じだと言われるかもしれないが、日本人の多くは相手を注意せずに心の中にとどめておくのが違いだ」とした。

その上で、「日本人の心の中を垣間見る一助になるかもしれない」とし、日本民営鉄道協会が先月発表した2022年の「駅と電車内の迷惑行為ランキング」を紹介している。(ランキングは以下)

1位…座席の座り方(詰めない・足を伸ばすなど)(34.3%)

2位…騒々しい会話・はしゃぎまわり(33.9%)

3位…乗降時のマナー(扉付近で妨げるなど)(27.0%)

4位…荷物の持ち方・置き方(24.0%)

5位…周囲に配慮せずせきやくしゃみをする(22.3%)

6位…スマートフォンなどの使い方(歩きスマホ・混雑時の操作など)(18.7%)

6位…ゴミ・ペットボトルなどの放置(18.7%)

8位…酔っ払った状態での乗車(15.9%)

9位…優先席のマナー(14.4%)

10位…ヘッドホンからの音漏れ(13.7%)

11位…その他(10.7%)

12位…エスカレーター・エレベーターの利用の仕方(10.3%)

13位…車内での化粧(10.2%)

14位…電車の床に座る(8.8%)

15位…混雑した車内での飲食(8.0%)

16位…電子機器類(パソコン・携帯ゲーム機など)の操作(4.0%)

17位…ペットの持ち込み方(2.1%)

18位…特にない(0.6%)

記事は、1位の「座席の座り方」や2位の「騒々しい会話」、3位の「乗降時のマナー」は日本で長らく上位にランクインし続けていると指摘。また、9位の「優先席のマナー」が前回の13位から大きくランクアップしたほか、12位の「エスカレーター・エレベーターの利用の仕方」も3年連続で順位を上げていると紹介した。

一方で、「ヘッドホンからの音漏れ」は前回の9位から10位に、「車内での化粧」は11位から13位に、「電車の床に座る」は12位から14位に、「混雑した車内での飲食」は10位から15位にそれぞれ下がっており、その要因には鉄道会社やメディアによる継続的な呼び掛けが関係していると考えられているとした。

さらに、「興味深いのは性格や習慣の違いで比較されることが多い関東と関西でランキングが異なることだ」とし、関東では「騒々しい会話・はしゃぎまわり」「座席の座り方」「乗降時のマナー」がトップ3だったのに対し、関西では「荷物の持ち方・置き方」「騒々しい会話・はしゃぎまわり」「座席の座り方」がトップ3を占めたことを紹介。「比較的明るい性格の関西人は、車内での会話に対する寛容度が高いとみられている」と伝えた。

このほか、「うれしかったことや心温まることも起きている」とし、回答者から「お年寄りや妊婦に席を譲るのを見た」「泣き出した赤ちゃんを温かく見守っていた」「ベビーカーの乗降の補助をしてくれた」「駅員さん・車掌さんの温かい一言・アナウンス」「体調が悪い人がいた際に手助けしている人がいた」「電車を見ていた際に手を振ってもらった」「一つ飛びで席が空いているとき、複数人の人のために詰めて一緒に座れるようにしてくれた」といった事例が挙げられていることを紹介。

記事はこの中に「お年寄りや妊婦に席を譲る」が含まれていることについて、「日本では中国ほど席を譲ることは多くないようだ」と評している。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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