中国本土が台湾に輸出したインスタント麺に「あなたは中国人」の文字―台湾メディア

Record China    2023年1月16日(月) 19時0分

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15日、台湾・聯合新聞網は、中国本土から台湾に輸出されたタニシ麺食品のパッケージに「私もあなたも中国人」などと台湾統一をほのめかすようなキャッチコピーが記載されていたと報じた。

2023年1月15日、台湾・聯合新聞網は、中国本土から台湾に輸出されたタニシ麺食品のパッケージに「私もあなたも中国人」などと台湾統一をほのめかすようなキャッチコピーが記載されていたと報じた。

記事によると、台南市の議員、李宗霖(リー・ゾンリン)氏は15日、近ごろ知人が台北市内で購入したという中国本土から輸入されたタニシ麺食品の包装上に「あなたは中国人、私も中国人、四捨五入すれば身内同士」という台湾統一の意味合いが濃いキャッチコピーが記載されていたと指摘した上で「主管当局は輸入検査時にどうしてこのような食品を通してしまったのか」と疑問を呈した。

李氏は「両岸貿易許可規則」第11条に「輸入を許可する大陸地域の物品について、その輸入文書上にて『中国大陸産』の文字または同義の外国語を記載しなければならない。主管機関が物品本体またはその内外包装に台湾統一に関する文字や図画が存在する、または物品の内容に台湾統一に関する画像や音声が明らかに含まれている場合、輸入者は通関後に削除する責任を負う」と規定されていることを根拠として、当局は当該のタニシ麺に記載されている台湾統一関連の文言を削除すべきだったにもかかわらずその作業を怠ったと指摘するとともに、今後中国本土から輸入する商品の管理を一層慎重に実施するよう求めた。

李氏は、中国本土がハード面を介して台湾への侵入に向けた準備を進めると同時に、常習的に各種ソフトメディアにおいても台湾への浸透を図っていると指摘。「さまざな手法を用いたプロパガンダは激しさを増している。これまで認知されてきたチャネルはメディアや文化で、食品包装にまでは注意が及ばなかった」とし、台湾統一のプロパガンダが「島に、各家庭に、人の頭に侵入して市民の生活を脅かさぬよう、大陸委員会や経済部など主管当局は速やかに調査を実施し、処置を講じるべきだ」と訴えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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