中国商務部の束珏婷報道官は12日の記者会見で、「関係各方面と共に努力し、中国および海外の人々の安全で秩序ある往来のためにより良い条件を整え、国際観光業の発展と世界経済の回復の推進に積極的に貢献していきたい」と述べました。

中国を含む世界の観光業は新型コロナウイルスの影響により、大きな打撃を受けています。2021年、中国の観光サービスの輸出入総額は前の年の同じ時期と比べて22．5％減少の7897億6000万元（約15兆3408億円）で、2019年のわずか40．1％にとどまり、サービス貿易総額に占める割合も2019年の36％から14．9％に低下しました。

長い間、中国は世界で主要なインバウンド旅行先であり、海外旅行客を送り出すアウトバウンド大国でもあり、国際観光業に大きな利益を生み出してきました。束報道官によりますと、関連プラットフォームのデータでは、1月8日、新型コロナウイルス感染症に対する分類の引き下げが行われてから、一部の海外人気旅行先の航空券の成約件数や海外ホテルの予約件数が大幅に増えていて、インバウンド旅行や、帰省、ビジネスの需要も徐々に高まっているということです。（提供/CRI）