唐菓子作りに魅せられた女性、夢は無形文化遺産の伝承人になること―中国

人民網日本語版    
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唐菓子作りに魅せられた女性の夢は無形文化遺産の伝承人になることだという。

新疆兵団第四師七十一団を定年退職した周小茵さん(56)は、春節(旧正月、2023年は1月22日)の時期には、色鮮やかな蒸しパンや唐菓子、おいしい料理を作り、季節ごとの祝祭日には、青団(草もち)や春巻き、竜須餅など民間に伝わるグルメを作り、週末には、友人を招いて茶を飲みながら、菓子を食べたり、人生について語り合ったりといったように、悠々自適の暮らしを送っている。中国新聞網が伝えた。

周さんは地元では有名なグルメの達人で、季節ごとの祝祭日にはさまざまな民間に伝わるグルメを作っている。「見た目に優れた唐菓子を作るには、心を込めて、絶妙な力加減で、一気に作り上げなければならない」と周さん。

こし餡を包んで作った唐菓子は、上品で非常に美しい茶菓子。非常に繊細で、しかも色鮮やかで、花や鳥などを模した形に作られている。「中国面点史」の記載によると、茶を飲む習慣が中国全土に普及し始めたのは唐の時代で、その時代に茶を飲みながら茶菓子を食べる習慣も始まり、そこからすでに1000年以上の歴史を誇るようになっている。

中国の歴史あるグルメに端を発する唐菓子作りが近年、中国で再び盛んになっている。料理や菓子作りが大好きな周さんは、唐菓子の歴史や文化にすっかり魅了され、その作り方を独学で学び、新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州では指折りの唐菓子作り名人となった。

周さんによると、唐菓子を作るために、まずよく選んだシロインゲンマメを24時間水に漬けた後、皮を剥いて、柔らかくなるまで煮る。その後、濾した後に、少量の白玉粉と砂糖を加えて鍋で焦がさないように練っていき、それに天然色素を少し加えると出来上がりだ。

周さんは、「唐菓子作りの腕を今後も磨き、できたら無形文化遺産の伝承人になりたい。唐菓子は唐の時代の文化や芸術の代表作で、私たちの世代がそれを受け継ぎ、発揚していかなければならない」とした。(提供/人民網日本語版・編集/KN)



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