ニューヨークに偽僧侶の浮浪者グループ現る?中国語を話し、お布施を強要―台湾紙

Record China    2014年7月8日(火) 5時0分

拡大

6日、頭をまるめ、オレンジ色や灰色などの衣をまとった中国系とみられる僧侶風のグループがニューヨークに出没している。写真はタイムズスクエア。

(1 / 3 枚)

2014年7月6日、米ニューヨークの繁華街タイムズスクエアには世界中から観光客が集まっているが、浮浪者も少なくない。そうした浮浪者の中に近ごろ新たなグループが登場した。頭をまるめ、オレンジ色や灰色などの衣をまとって僧侶の格好をした、中国系とみられる人たちだ。台湾紙・聯合晩報が伝えた。

その他の写真

ニューヨーク・タイムズによると、この中国系らしき僧侶たちは道行く人に祝福を与えた後、寺の写真を見せ、お布施を求めるという決まった行動を取っている。また、誰がいくらお布施を施したという帳簿を見せてお布施を求めるケースや、お布施が少ないと増額を求めるケースもある。多くは男性の僧侶だが、中には女性の姿もあり、彼らは至る所にいて目立つ存在となっているが、本当に僧侶かどうかも、どこから来たのかもまったく不明だという。

こじきそのものは違法行為ではないが、ニューヨーク市警は今年に入ってからすでにこうした「僧侶」を9人逮捕しており、その多くはお布施の強要や押し売りをした容疑で捕まっている。現地華人コミュニティーの仏教者は「こうした『僧侶』は仏教の名誉を汚す浮浪者に過ぎない」と話し、「僧侶の格好をした乞食はニューヨークだけでなく、サンフランシスコやトロント、オーストラリア、ニュージーランド、香港など、世界各地に出没している」と指摘した。

僧侶に扮しているだけとみられるこの浮浪者グループは、自身や寺、修行などについてまったく明かそうとしないが、少なくとも中国語を話しており、その訛りは中国各地のものが聞き取れ、そのうちの1人は「私たちはテロリストではないし、法を犯してもおらず、こそ泥でもない」と話した。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携