日本の自動車産業はまさに大負け状態に、「傲慢さ」が原因―中国メディア

Record China    2023年1月13日(金) 12時0分

拡大

11日、ZAKERは、日本の自動車業界が自らの傲慢さにより中国で「大負け」の状況に陥っているとする文章を掲載した。

2023年1月11日、中国メディアのZAKERは、日本の自動車業界が自らの傲慢(ごうまん)さにより中国で「大負け」の状況に陥っているとする文章を掲載した。

文章は、日本ブランド車が中国市場で苦戦を強いられており、ホンダの22年の年間販売台数が前年比12%減と2年連続減少したほか、トヨタは11月の販売台数が前年同期比18.4%減、日産に至っては11月の販売台数が同52%減となったことを紹介。11月の販売台数は3ブランド合わせても26万台で、中国のEV大手BYD一社の23万台と大差がなくなったとしたほか、ホンダの高級ブランド、アキュラも中国市場から撤退すると伝えた。

そして、中国市場において日本ブランド車がこれまで低価格、燃費の良さ、故障の少なさを売り物として大きく販売台数を伸ばし、高い評価、評判を得てきたことを紹介した上で、かつて34%を誇っていた3ブランドの中国市場シェアが今や15%程度にまで落ち込んだと指摘。特に、これまで「爆売れしてきたモデルが売れなくなったことに頭を抱えている」とし、以前は「神車」とあがめられ万単位の月間販売台数を記録してきたトヨタのハイランダーが昨年11月には4659台にまで落ち込み、21年に30万台余りを売ったカローラも昨年は20万台ちょっとにまで販売が減ったと紹介している。

その上で、日本ブランド車が売れなくなった要因としてまず、BYDや吉利などの中国ブランドが高品質で廉価な自動車を次々と発売するようになり、日本ブランド社が持っていた経済性と耐久性の強みがなくなってきたことを挙げた。また、販売競争の中で日本ブランドが取った行動が品質の向上による顧客獲得ではなく値下げ販促戦略だったことで中古車市場での値崩れを引き起こし、乗り換えを考える中国の消費者から敬遠され始めたとの分析も示した。

さらに、中国企業が大々的にEVの開発を進めて勢力を強める中で日本ブランドは完全に立ち遅れ、かつての日本ブランド車が持っていた化石燃料車時代の優位性が崩れ去ったと指摘。日本メーカーも最近になって新エネルギー車の強化に乗り出し、新エネ車種をリリースしているものの、中国市場では中国ブランドの影にすっかり隠れてしまい、日本ブランドが新エネ車を出していることを知っている人すら少ない状況であると伝えた。

文章は、時代に取り残された日本ブランド車は今や「高級でない、経済的でない、売れない」自動車に成り下がっているとし、その根源には日本企業の傲慢さがあったと結論づけている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携