中国人民銀行（中央銀行）が10日に発表したデータによると、2022年12月末、中国の広義マネーサプライ（M2）残高は前年同期比11．8％増の266兆4300億元に上り、成長率は前月末比で0．6ポイント低下し、前年同期比で2．8ポイント上昇した。狭義マネーサプライ（M1）は同3．7％増、流通現金は同15．3％増、通年での実際の通貨供給量は1兆3900億元だった。中国新聞社が伝えた。

貸出の状況を見ると、22年に人民元建て貸出は21兆3100億元増加し、前年比1兆3600億元増加した。部門別では、住宅ローンが3兆8300億元増加した。うち短期住宅ローンが1兆800億元増、中・長期住宅ローンが2兆7500億元増。企業・事業機関への貸出が17兆900億元増、ノンバンクへの貸出が1254億元増。12月の人民元建て貸出は同2665億元増の1兆4000億元だった。（提供/人民網日本語版・編集/KS）