1月10日は「中国人民警察の日」です。中国公安部の李蓓報道官はこの日に行われた記者会見で、反テロの国際協力を全国規模で強化した結果、ここ6年間、中国では暴力テロ事件の発生がゼロであると明らかにしました。

李報道官の紹介によりますと、2022年、全国の警察機関は反社会的組織の取り締まり・撲滅キャンペーンを恒常化し、銃犯罪や振り込め詐欺、国境を越えた賭博、公民のプライバシー侵犯、鉄道関連の違法犯罪などを法に基づいて厳しく取り締まり、著しい成果を収めました。

2022年11月末までに、全国で検挙された振り込め詐欺案件は前年同期比5．7％増の39万1000件に達し、逮捕した犯罪容疑者は前年同期より64．4％増えた一方で、立件数は前年同期より17．3％減少しました。また、公民のプライバシー侵犯案件やハッカーの攻撃によるサイバー犯罪を合わせて8万3000件摘発し、8700以上のさまざまなサイバーギャングを取り締まり、犯罪容疑者15万6000人を逮捕しました。さらに、3万2000件余りの薬物犯罪を摘発し、各種の薬物18．9トンを押収したほか、3万7527件に及ぶ国境を越えた賭博とそれに関連した犯罪を摘発したということです。（提供/CRI）