中国が国境を開放、河南省ではすでに9割近くが感染=ウイルス変異へ懸念も―独メディア

Record China    2023年1月10日(火) 12時0分

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独メディアのドイチェ・ヴェレ中国語版は9日、中国が国境を開放したが河南省ではすでに新型コロナウイルスの感染率が90%近くに達していると報じた。河南省鄭州市の地下鉄。

独メディアのドイチェ・ヴェレ中国語版は9日、中国が国境を開放したが河南省ではすでに新型コロナウイルスの感染率が90%近くに達していると報じた。

中国政府は8日、入国者に対する強制的な隔離措置を撤廃した。中国メディアの第一財経によると、同日午前0時17分、トロント発の南方航空1便が広州空港に着陸し、これが制限解除後、初の入国便となった。この便の旅客からPCR検査と集中隔離を行う必要がなくなった。また、中国中央テレビ(CCTV)によると、同日の韓国から中国への航空便はほぼ満席状態だったという。

一方で、韓国は年初から中国からの入国者にPCR検査を実施しているほか、5日からは出発前48時間以内のPCR検査、または24時間以内の抗原検査の陰性証明の提出を求めるなど、水際対策を強化。大韓航空は政府の対応を考慮し、中国行きの増便を見送っている。

旧正月で感染拡大か

ドイチェ・ヴェレの記事は「中国は先月、経済に大きな打撃を与えているとして、厳格な封鎖や隔離などの措置を撤廃することを決定。その後、各地で感染が拡大した。今月下旬の春節(旧正月)に伴い、感染者数がさらに拡大することが予想されている」と説明。「感染拡大によるウイルス変異への懸念から中国からの渡航者に検査を実施する国が増えており、日本は中国本土に加えてマカオからの渡航者にも陰性証明の提出を求めることにした」と伝えた。

また、河南省の政府当局が9日午前に開いた記者会見で、「2023年1月6日現在、全省の新型コロナウイルス感染率は89.0%だ」と明らかにする一方、8日に中国が公式に報告した新規感染者数は5272人だったと大きな差があることを指摘。専門家からは中国では今年100万人以上が新型コロナウイルスで死亡する可能性があるとの推計も出ていると伝えた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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