中国では春節（旧正月、2023年は1月22日）前後の期間の帰省客などに対応する特別輸送体制が「春運」と呼ばれます。2023年の「春運」もすでに正式に始まりました。四川省成都市の交通運輸関係者は輸送の手配、安全の保障、乗客のサービスなどの各準備を整えた上で「春運」に臨んでいます。分析と予測によれば、春運期間中に成都から出発する乗客数は前年同期比24．6％増の延べ3230万人余りに達する見込みです。

成都東駅の待合室の南側では、最近になり新たに設置された「愛心専区」が目を引きます。このエリアにはソファー、テレビ、ベビーベッド、洗面所などが整備され、サービスを必要とする旅客に快適な乗車待ちの環境を提供しています。

乗客の駅への出入り効率を高めるために、春熙路、成都東客駅、成都西駅、駅南駅などの重点駅は切符売り場の増設、保安検査機の増設などの措置を通じて駅としての対応能力を高めています。同時に、春運期間の航空便運航や、列車の運行状況に基づいて、成都東旅客駅、犀浦、成都西駅、天府空港1号2号ターミナルなどの交通の拠点では乗り換え客のピーク時に、円滑な移動のためのサービスを提供しています。（提供/CRI）