中国の李克強総理は5日午後、北京で、パキスタンのシャバズ・シャリフ首相と電話会談しました。

李総理は会談で、「当面の世界経済情勢は複雑で、高インフレ、低成長、金融引き締め、高債務の特徴が際立っている。各国は相互開放を共に推し進め、マクロ経済金融政策の協調を強化し、世界経済の再生と成長を促していくべきだ」と指摘した上で、「中国側は終始一貫してパキスタン側の経済成長、国民生活の改善を支持し、パキスタン側と共に地域の平和、安定、発展を維持していく」と述べました。また、パキスタン駐在の中国側人員や機構の安全を全力で確保するようパキスタン側に呼び掛けました。

シャバズ・シャリフ首相は中国側がパキスタンの洪水災害に提供した多大な支援に感謝を伝え、困難に晒されても、中国は終始パキスタンのそばにいることから、山より高く、海より深い両国の友情を高く評価しました。また、パキスタン側は断固として一つの中国の原則を堅持し、中国の核心利益に関わる諸問題で引き続き中国側を断固として支持し、中国側と諸分野に及ぶ協力を拡大し、パキスタンと中国関係のよりハイレベルな進展を促していくとの考えを示しました。（提供/CRI）