2023年1月4日、騰訊網に、中国の人気俳優ゴン・ジュン（龔俊）が新作ドラマで1980年代の中国国産自動車開発に燃える青年役を演じることになったとする記事が掲載された。

2021年に放送された時代劇「山河令」で温客行を演じて大きな注目を集め、一夜にしてスターダムにのし上がったゴン・ジュンには今や、時代劇、ファンタジー、現代劇などさまざまなジャンルのドラマのオファーが絶えない。当初は時代劇の出演が多かったが、ブレーク後は消防士、著名ブロガーなど多彩な役に挑戦し、いずれも好評を博してきた。

そしてこのたび、ゴン・ジュンに新たな現代劇の役が回ってきた。1980年代末の中国国内自動車業界を舞台にしたドラマ「会飛的大象」（飛べる象）だ。マイカーなど夢のまた夢で、良質な国産車など誰も造れないと考えられていた時代に、種々の困難を経験しながらついには国産乗用車の開発でブレークスルーを実現する熱血青年を、ゴン・ジュンが演じる。

本作の監督は鋭い視点で人間性を描写することに長け、細かい部分にも配慮することから業界内でも視聴者からも定評があるシュー・アン（徐昂）。そして、主役のゴン・ジュンを取り巻くキャストもヒロインのレン・ミン（任敏）はじめ美男美女の実力者ぞろいだ。本作の正式なプロモーションはまだ始まっていないが、その顔ぶれを見た多くの視聴者が早くも期待を寄せている。（翻訳・編集/川尻）