フィリピン・マルコス大統領が1月に訪中、重点は中国との経済関係強化

Record China    2022年12月30日(金) 21時50分

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フィリピンのマルコス大統領が1月3日から5日まで中国を訪問する。最大の狙いは経済関係の強化だ。一方で、海における領有権の問題やロケット残骸の回収問題でも話し合う。

フィリピン政府は29日、マルコス大統領が1月3日から5日まで中国を訪問すると発表した。大統領夫妻のほか、アロヨ前大統領、ロムヤデス下院議長、マナロ外相らと、さらに大型ビジネス代表団が同行する。

フィリピン外務省は大統領の訪中について「大統領就任以来、ASEAN以外の国への2国間訪問は初めてだ。両国指導者は2カ月足らずの間に、2回目の対面会談を行うことになる」と説明。さらに、中国の習近平国家主席が10月の中国共産党全国代表代表大会で任期5年の党トップの総書記に再任され、マルコス大統領が6月の選挙で任期6年の大統領になったことから、マルコス大統領の訪中は、今後5~6年の両国関係の基礎を決める重要な意味を持つとの認識を示した。

中国では「ゼロコロナ」政策をやめたことで、新型コロナウイルス感染者が急増した。このような状況でマルコス大統領が訪中することについて、フィリピン外務省のインペル次官補は「中国との関係は非常に重要だ。われわれは中国側から、公式訪問中の大統領および代表団の安全を保障するためにあらゆる手立てを取るとの保証を得ている」と説明した。

また、マルコス大統領は訪中時に、中国在住のフィリピン人との大規模な対面イベントは行わないという。

フィリピン外務省が発表した日程によれば、マルコス大統領は1月3日夜に北京に到着し、1月4日に本格的な訪問日程を開始する。行動予定には、習近平国家主席、李克強首相、全国人民代表大会(全人代)の栗戦書常務委員長との会談も含まれる。

フィリピン外務省はまた、マルコス大統領の訪中に先立ち、中国側と農業、再生可能エネルギー、ニッケル加工、観光業、橋梁建設プロジェクトについて話し合っていることを明らかにした。今回の大統領訪中では10件から14件の両面政府間協定が締結される見通しという。中国との貿易はフィリピンの貿易の2割を占めており、中国資本はフィリピンへの対外直接投資の主要な源泉でもある。

経済協力が緊密であるにもかかわらず、二国関係はしばしば、中国の南シナ海における領有権主張によって阻害されてきた。フィリピン外務省のインペル次官補は、大統領の訪中時に、領有権絡みの係争が発生した際に誤解が生じないよう、各レベルの外交官間の意思疎通を促進する協定が結ばれる予定と説明した。

中国・フィリピン間の最近のトラブルとしては、フィリピン軍部隊が、中国が打ち上げたロケットの残骸を回収したところ、中国の海洋警察がロケット残骸を「取り上げた」とされる一件がある。

中国外交部の毛寧報道官は同件について、「フィリピン側の人員が先行して、海上を漂流していた中国のロケットの残骸を確保したのは事実だ。だが、現場での友好的な双方の協議を経て、フィリピン側はその場で中国側に漂流物を返還した。中国側の人員はフィリピン側に謝意を表明した。現場に、いわゆる強制措置や強奪などの状況はなかった」と説明した。マルコス大統領は同件について、北京訪問中にさらに一歩、明確にすると述べたという。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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